中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

セリのこと

2023年12月26日 21時46分51秒 | 活動日誌
年末も押し迫ってのスーパーの混雑ぶりに立ち向かうエネルギーは、私にはない。
 
 
そこで、買い置きできるものは準備しておこうと計画し、今日も出かけました。
 
 
今日は、クリスマスも終わりちょっと一息の日だったのか、お店はすいていました。
 
 
調味料や乾物、チーズなど乳製品、ハムやベーコンなどのほか、野菜のコーナーでは、京芋があったので買いました。
 
 
これは皆が大好き。正月用には甘辛く煮てからっと揚げます。
 
 
いつもより少し高くなっていて、一本約700円ほど。
このくらいは我慢しよう、正月だから。
 
 
我慢ならなかったのは、セリです。
なんと一束650円!
 
生ものだから今日は買わなかったが、年末にはもっと値が上がるのか? ぞっとした。
お雑煮にはどうしても必要なのに。
 
 
どこかに採りに行きたいようだ・・・と思って頭をよぎったのは、20年以上前に仕事で秋田県に行ったときのこと。
 
 
家族へのお土産にきりたんぽを買った。そうしたら、お店のおばさんがこう言うのです。
 
 
「ゴボウは青森産でなければだめだ。鶏肉は地鶏だ。店はあそこ。走っていけば列車に合うよ。セリは雪の下から掘ってくるのがいい。根っこまで食べるんだ。それがきりたんぽだ。荷物は置いてゆきな。はしれ!」
 
走らざるを得ない勢いの説得力。走りました。
 
 
あのときのセリは、地に生えたものだったから背丈はなく根がしっかりしていました。
 
今、もしどこかに採りに行ったら、あんなセリが生えているのだろうな。
 
接待でいただいたきりたんぽがおいしかった訳を知ったとき。
 
そして、初めての客にあれだけのことが言えるおばさんの、きりたんぽへの情熱よ!!
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