お孫ちゃんと一緒に、映画「メアリと魔女の花」も見れたし、お仲間になってほしい方に党のお話もできました。もう一度、お話することになっています。
そして、もう一人、この方もぜひ党に迎えたいと思っていた友人ですが、F支部の皆さんがお話してくれ、結果入党していただくことになり、こんなにうれしいことはありません。
おまけに、医療生協の組合んさんに5万円の出資金を出していただき、うれしいことの多い日でした。
入党するって、一歩踏み込む勇気がいるんでしょうね。
私の学生時代は、学生運動で学園は燃え、ちょうど東大闘争や70年安保前夜の時代です。政治について考えるのは当たり前でした。入党のきっかけは、父が職場で機械に巻き込まれ右腕をなくしたこと。
父は学もなく、ひたすらまじめに働いていたのに貧しく、無年金者だったから、障害年金をもらえるようになったことで「これで一生、なんとか暮らせる。右腕一本、安いもんだ」と言った。
その言葉に理不尽だ、なんで?・・・と思いました。
政治が途端に身近なものになりました。学友の共産党員が、貧乏と戦争のからくりを教えてくれました。貧しさは恥ずかしい事ではないと学びました。
命がけで戦争に反対し、理不尽さをなくし庶民を守ろうと戦っている政党がある、と知って、自分から進んで入党してはや47年ですね。
私は入党した時、目の前の霧が晴れて、胸の中で風船がプーーっとふくらんでゆくような感動で一杯だったんですよ。
入党したら束縛されるとか、面倒だとか、そんなことは考えなかった。若い正義感ですかな?
でも実際、自主的な組織だから束縛はないですね。そりゃ、会議はありますし、なんでも話し合って決めますし、バラバラでは困るから民主集中制が原則です。われ勝手では党は空中分解してしまうもの。政党としてなり立たない。組織だから当たり前のことですね。
活動の根本には、綱領があります。お楽しみサークルではなくて社会の変革が目的の政党ですから、これまでの歴史と変革の路線を示した綱領、これも全党員の討論を通して作り上げたものですが、綱領にもとづいて行動します。
綱領というと難しそうですが、要するに、どのような戦いをしたら庶民が幸せになれるのかな、という道筋です。
たとえば、今、野党共闘・市民連合が政治を動かす母体となっていますが、我々の目指す民主連合政府の確立の前に、このような時代を経て変革は行われてゆくのだと、すでに綱領で明らかにされています。歴史の分析が科学的なんですね。
そうそう、「共産党の政権になったら困る」という方もいますが、綱領では、一党単独では政権を担わない、基本的な路線で一致した政党と民主連合政府をつくる事を明確にしています。安保条約廃棄、アメリカのいいなりにならない、大企業優先ではなく庶民の暮らしを守れ、などですね。
世の中何とかしなくっちゃ、と思っている方でしたら誰でも入れるのが共産党です。最初の一歩は緊張しても、以前入っていただいたMさんはこう言っていました。
「さんざん悩んで、でも、自分も、お役に立ちたい。思い切って入党したらスッキリして,何で悩んだんだろうと思いました」
魔法ではなく、自分たちの力で。