蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

2019年05月11日 | 本の感想
志乃ちゃんは自分の名前が言えない(映画)

大島志乃は吃音?があり、母音から始まる言葉がなかなか発音できない。高校にはいって最初のクラスでの自己紹介でも自分の名前さえ言うことができずクラス内で孤立する。
同じくクラスで孤立している岡崎加代はバンドをやりたいのだが、歌うととても音痴なのでボーカルを探していた。ひょんなことから志乃は歌ならつかえずに歌えること知り、二人で練習を始め、路上で歌を披露できるまでになるが、ある日歌っているところをクラスメイトの菊地に見つかってしまい・・・という話。

うーん、一般論として安易で分かりやすいハッピーエンディングはしらけるけど、本作の場合はハッピーでもないバッドでもない何とも中途半端な終わり方で、「え、これで終り?」みたいな感じだった。カタルシスとまでいかなくても、もうちょっと見ている人に媚を売る?ようなエンタメ的要素がないとなあ。

それと、主役にはもうちょっと歌がうまい人がよかったんじゃなかろうか。(文句ばかりですみません。逆に岡崎加代役が、音痴なフリ?で歌ったクライマックスシーンの歌はけっこう感動的だった)

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