蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

教養としてのプログラミング講座

2015年01月23日 | 本の感想
教養としてのプログラミング講座(清水亮 中公新書ラクレ)

私の年輩だと、プログラミングというとマシン言語が思い浮かんでしまいます。
「素人には全く理解不能なもの」的なイメージがあり、COBOLとかでさえも「オレ、算数弱いから」とかいって(実際は数学的素養はあまり関係ないらしいですが)近づきたくないなあ、って感じでした。

その後、プログラミング言語が日常的用語に近づいてきたらしい、ということはなんとなく聞いていたものの、コンピュータ近くの職業でありながらプログラミングとはかなり遠い所にいました。

本書では、プログラムというのは一種の手順書に過ぎず、日常生活で誰もがプログラミングをしている、といったあたりから説き起こして、私の化石的石頭を解きほぐしてくれました。
実際、本書を読む限り、最近では幼児でも理解できそうなプログラミング言語があるようで、世の中は変化しているよなあ、なんて感慨がありました。
もっとも、私がFORTRANとかCOBOLを齧ったのは30年以上前、CとかJAVAだって随分前からありますよね。そして今でも私の目の前でCOBOLでプログラミングをしている人(すでに定年になって再雇用の方ではありますが)がいるので、ハード面の進歩に比べたら、プログラミング周辺の進化スピードはかなりゆっくり目なのかもしれませんが・・・

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