秀吉はいつ知ったか(山田風太郎 ちくま書房)
私の長女が「信長協奏曲」(マンガ)を熱心に読んでいたので、私も覗いてみたのですが、このマンガでは秀吉が最大の悪役で、スキあらば信長の命を狙っているという設定になっています。まだ8巻までしか読んでいないのですが、多分、秀吉が本能寺の変の黒幕になるという展開になっているような気がします。
本書の表題と同じタイトルのエッセイで、山田さんも本能寺の変の首謀者=秀吉説を唱えていて、なるほど本能寺の変の発生を知ったあたりの時間経過を見ると、秀吉はあらかじめ変の発生を予期していたとしか思えなくなってきました。
ただ、信長軍の機動力なんかを見ても、この時代の情報伝達とか交通の便(道路状況とか)は、私たちが想像するよりも遥かに効率的だったのかもしれない、とも思いますが・・・
本書は未収録モノを中心したエッセイ集シリーズの一冊とのことで、著者の自宅(聖蹟桜ヶ丘)周辺の環境に関するものと歴史ものが集められているようです。
表題作はじめ、歴史関係の方が興味深く読めました。
特に、エッセイというよりは短編小説というべき「天狗党始末」と「安土城」が圧倒的に面白く、さすが稀代のストーリーテラー、と今さらながらに感心しました。
私の長女が「信長協奏曲」(マンガ)を熱心に読んでいたので、私も覗いてみたのですが、このマンガでは秀吉が最大の悪役で、スキあらば信長の命を狙っているという設定になっています。まだ8巻までしか読んでいないのですが、多分、秀吉が本能寺の変の黒幕になるという展開になっているような気がします。
本書の表題と同じタイトルのエッセイで、山田さんも本能寺の変の首謀者=秀吉説を唱えていて、なるほど本能寺の変の発生を知ったあたりの時間経過を見ると、秀吉はあらかじめ変の発生を予期していたとしか思えなくなってきました。
ただ、信長軍の機動力なんかを見ても、この時代の情報伝達とか交通の便(道路状況とか)は、私たちが想像するよりも遥かに効率的だったのかもしれない、とも思いますが・・・
本書は未収録モノを中心したエッセイ集シリーズの一冊とのことで、著者の自宅(聖蹟桜ヶ丘)周辺の環境に関するものと歴史ものが集められているようです。
表題作はじめ、歴史関係の方が興味深く読めました。
特に、エッセイというよりは短編小説というべき「天狗党始末」と「安土城」が圧倒的に面白く、さすが稀代のストーリーテラー、と今さらながらに感心しました。
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