蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

波紋

2024年04月05日 | 映画の感想
波紋

須藤依子(筒井真理子)は、夫修(光石研)が10年前に失踪した後、修の実父を介護して婚家に住み続けていた。依子は、新興宗教にのめり込み、多額のお金を注ぎ込んでいた。
突然修が帰ってきて抗がん剤の治療費を出してくれといいだし、一人息子(磯村勇斗)が連れてきたフィアンセは聴覚に障がいがあった。動揺する依子は・・・という話。

荻上直子監督作品らしい内容で、行き違う(というかまったくフィットしない)家族を多少の諧謔味をこめて描いている。

キャスティングがよくて、夫妻ともに、この人しかないんじゃないか?と思えるようにハマっていたし、新興宗教の幹部?役のキムラ緑子、スイミングプールでの友人役の木野花もその役柄の人格であるとしか思えないほどだった。
イヤな老人役でチラッとしか出ないけど、柄本明もいいなあ。

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