ツチハンミョウのギャンブル(福岡伸一 文春文庫)
週刊文春に連載されたコラム等を集めたエッセイ。
表題は、数千匹の幼虫のうち数匹しか生き残れないと思われる奇妙な成育?方法をとる虫の生態を描いたもの。
「生物と無生物のあいだ」で有名になったように、科学的な知見や科学者のエピソードをやさしく紹介・解説したエッセイが著者の本領だと思う。その一環でもあるが、もともと昆虫オタクらしく、昆虫に関する内容もまた興味深いものが多い。
本書でも表題作を始めとする昆虫モノと、冒頭の円周率の暗記法?を巡る話を始めとする科学モノはとてもおもしろい。
しかし、専門外?であるフェルメールとかグルメ話はイマイチだった。
文春文庫のコラムシリーズ?は本作を含めて5作あるのだが、古い方から3つ目くらいまではほとんどが科学モノ、昆虫モノだったのでどれも粒揃いの面白さ(特に「ルリボシカミキリの青」が良かった)だったが、後半2作は、それ以外の話題が多くなってちょっと残念。
週刊文春に連載されたコラム等を集めたエッセイ。
表題は、数千匹の幼虫のうち数匹しか生き残れないと思われる奇妙な成育?方法をとる虫の生態を描いたもの。
「生物と無生物のあいだ」で有名になったように、科学的な知見や科学者のエピソードをやさしく紹介・解説したエッセイが著者の本領だと思う。その一環でもあるが、もともと昆虫オタクらしく、昆虫に関する内容もまた興味深いものが多い。
本書でも表題作を始めとする昆虫モノと、冒頭の円周率の暗記法?を巡る話を始めとする科学モノはとてもおもしろい。
しかし、専門外?であるフェルメールとかグルメ話はイマイチだった。
文春文庫のコラムシリーズ?は本作を含めて5作あるのだが、古い方から3つ目くらいまではほとんどが科学モノ、昆虫モノだったのでどれも粒揃いの面白さ(特に「ルリボシカミキリの青」が良かった)だったが、後半2作は、それ以外の話題が多くなってちょっと残念。
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