「超」英語法(野口悠紀雄 講談社文庫)
野口さんの書いた「超」ナントカシリーズは、著者の体験を書いたノウハウ本で、私には、あまり実用的とは思えない。
相当に多忙でしかも大学教授のように、頭が良くて、仕事がほとんど個人プレー(会社のような分業が進んでいない)、つまり著者のような立場の人にはとても有用と思われるが、一般人には不向きだろう。
しかし、一種のノンフィクションもの、あるいはエッセイとして読むととても面白いので、私はシリーズのほとんどすべてを読んだ。どの本にも本筋からは離れたコラム欄がかなり多くて、このコラム欄が特に面白い。(ただし、使い回されているトピックもけっこうあって、私のような愛読者からすると、「この話、別の本でもあったな」ということがある)
本書での主張は「英語は聞ければ話せる。だから話すことより聞くことの訓練に集中すべき」というもの。ただ、多くの人がこの手の本に期待する「即効性」はなく、英語をある程度のレベルまで聞けるようになるには2~3年の継続的な訓練が必要、とする。
で、冒頭に書いたように、私は「超」シリーズには実用性を期待していないのだが、本書もいつも以上にコラム(主に著者の英語にまつわる失敗談)が多くて、私のような読者にはぴったりの内容。映画や歌の英語に関する薀蓄、「ベルリン子」に関する話などが面白かった。
野口さんの書いた「超」ナントカシリーズは、著者の体験を書いたノウハウ本で、私には、あまり実用的とは思えない。
相当に多忙でしかも大学教授のように、頭が良くて、仕事がほとんど個人プレー(会社のような分業が進んでいない)、つまり著者のような立場の人にはとても有用と思われるが、一般人には不向きだろう。
しかし、一種のノンフィクションもの、あるいはエッセイとして読むととても面白いので、私はシリーズのほとんどすべてを読んだ。どの本にも本筋からは離れたコラム欄がかなり多くて、このコラム欄が特に面白い。(ただし、使い回されているトピックもけっこうあって、私のような愛読者からすると、「この話、別の本でもあったな」ということがある)
本書での主張は「英語は聞ければ話せる。だから話すことより聞くことの訓練に集中すべき」というもの。ただ、多くの人がこの手の本に期待する「即効性」はなく、英語をある程度のレベルまで聞けるようになるには2~3年の継続的な訓練が必要、とする。
で、冒頭に書いたように、私は「超」シリーズには実用性を期待していないのだが、本書もいつも以上にコラム(主に著者の英語にまつわる失敗談)が多くて、私のような読者にはぴったりの内容。映画や歌の英語に関する薀蓄、「ベルリン子」に関する話などが面白かった。