蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ジャーヘッド

2006年10月13日 | 映画の感想
イラク戦争に参加した海兵隊兵士の体験記に基づく映画。

中東に派遣されて約半年間も待たされたあげく、実戦では敵の姿を見ることはなく、一発の弾丸も敵に向かって発射することはなかった、一番の脅威は味方の飛行機の誤爆だった、という皮肉な内容。
せいぜい「皮肉」というレベルにとどまって批判とか評価にまで至っていない。主人公の恵まれない家庭環境や海兵隊内の閉塞感もエピソードとしてもりこまれているが、消化難で中途半端な感じ。

サム・メンデスが監督なので、凝った画面作りになっているが、話の内容と今ひとつフィットしていなかった。
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