常備菜として色んな物を作っておいて朝ご飯の時に食べてるんですよ。
わが家は純和食ですからね。しかも朝食メインですから
今回はおからです。
こういうものって下ごしらえにすごく時間を食いますよね
うっかりと朝食の支度の時に初めからやってると朝食が何時になるやら
だから大抵前日の夕食のこしらえの時にちょこちょこと用意しておきます。
このおからの思い出話ですけど
一時期仕事帰りに一人ふらりとスナックに寄っていた時期がありました。
場末の時代遅れで本当にうらぶれていて、一歩入ったら哀愁が漂うような
そんなお店でした
そこのママさんが驚くほどのお料理上手だったんです。
そんなお店に似つかわしくない折り目正しく人の良い優しい人でした。
キップの良い人柄と美味しい「アテ」(関西では酒の肴の事を言います)
に惹かれて毎週のように寄っていました。
飲みに行くのでなく殆ど料理のおしゃべりばかりでした。
何しろ早い時間に行って1時間ほど食べておしゃべりするので
他のお客には会いません。安心しておしゃべりが出来たんです。
お出汁の取り方から色んな素材についてとか今の私が料理を
美味しく作れるようになったのは彼女のお陰なのです。
ところが・・・このお店実は○暴の彼女の内縁の夫が一枚噛んでいるんです。
だから時々すごい人が来ていてそのダンナとひそひそしゃべっていたりとか
箸にも棒にもかからないような飲んだくれが居たりとか・・・
なかなかスリルに満ちておりましたな
まあそんな人は彼女が追い払ってくれましたから
そんなに気にはなりませんでしたけどね
その店はまさに人生の吹きだまりのような様相を呈していましたね。
ちょっと信じられないようなおかしな話を沢山聞いて
自分がどんなに恵まれているかつくづくと知らされましたよ。
ダンナに騙されるように一緒になって、彼女の稼ぎは全て組に
上納されてきたそうです。
○暴の亭主を持つとこうなるのかという見本のような生活が
展開されていましたが、彼女はその性格でそこから出ようとは
しませんでした。
でも彼女のダンナに対する愚痴が徐々にヒートアップしてきて
ちょっと話を聞いているのもツラいような事が 多くなってきて
段々足が遠のいていきましたねえ
1年ほど経ったか、ある冬の日そこの女性客の常連で
ママと仲良しだった人がメールをくれたんです。
ママが首を吊ったって・・・・
遺書がなくって動機は不明でしたが間違いなくそのダンナが
原因だろうとは思いました。
ママには申し訳なかったけれど私はいきませんでした。
お香典はその男に渡るのが居たたまれなかったから・・・
おからを作るとママを思い出すのです。
材料
おから
こんにゃく
乾燥エビ
人参
たこ
三つ葉
干し椎茸
出汁
濃縮うどんだし
牛乳
砂糖、醤油、酒
材料は別に何が入っても良いんです。私もいつもあり合わせですからね。
たこはこの前たこ焼きをした残り物だし、三つ葉はネギの代わりです。
出汁だってこれまでの煮物の汁を集めて冷凍しておけばいいんです。
何よりもなくてならない物は牛乳です。
これがないとコクが出ないんですね。
ママが作ったおからをしょっちゅう私にお土産に持たせてくれました。
私がどんなに作っても彼女の味には及ばないんですが・・・・
わが家は純和食ですからね。しかも朝食メインですから
今回はおからです。
こういうものって下ごしらえにすごく時間を食いますよね
うっかりと朝食の支度の時に初めからやってると朝食が何時になるやら
だから大抵前日の夕食のこしらえの時にちょこちょこと用意しておきます。
このおからの思い出話ですけど
一時期仕事帰りに一人ふらりとスナックに寄っていた時期がありました。
場末の時代遅れで本当にうらぶれていて、一歩入ったら哀愁が漂うような
そんなお店でした
そこのママさんが驚くほどのお料理上手だったんです。
そんなお店に似つかわしくない折り目正しく人の良い優しい人でした。
キップの良い人柄と美味しい「アテ」(関西では酒の肴の事を言います)
に惹かれて毎週のように寄っていました。
飲みに行くのでなく殆ど料理のおしゃべりばかりでした。
何しろ早い時間に行って1時間ほど食べておしゃべりするので
他のお客には会いません。安心しておしゃべりが出来たんです。
お出汁の取り方から色んな素材についてとか今の私が料理を
美味しく作れるようになったのは彼女のお陰なのです。
ところが・・・このお店実は○暴の彼女の内縁の夫が一枚噛んでいるんです。
だから時々すごい人が来ていてそのダンナとひそひそしゃべっていたりとか
箸にも棒にもかからないような飲んだくれが居たりとか・・・
なかなかスリルに満ちておりましたな
まあそんな人は彼女が追い払ってくれましたから
そんなに気にはなりませんでしたけどね
その店はまさに人生の吹きだまりのような様相を呈していましたね。
ちょっと信じられないようなおかしな話を沢山聞いて
自分がどんなに恵まれているかつくづくと知らされましたよ。
ダンナに騙されるように一緒になって、彼女の稼ぎは全て組に
上納されてきたそうです。
○暴の亭主を持つとこうなるのかという見本のような生活が
展開されていましたが、彼女はその性格でそこから出ようとは
しませんでした。
でも彼女のダンナに対する愚痴が徐々にヒートアップしてきて
ちょっと話を聞いているのもツラいような事が 多くなってきて
段々足が遠のいていきましたねえ
1年ほど経ったか、ある冬の日そこの女性客の常連で
ママと仲良しだった人がメールをくれたんです。
ママが首を吊ったって・・・・
遺書がなくって動機は不明でしたが間違いなくそのダンナが
原因だろうとは思いました。
ママには申し訳なかったけれど私はいきませんでした。
お香典はその男に渡るのが居たたまれなかったから・・・
おからを作るとママを思い出すのです。
材料
おから
こんにゃく
乾燥エビ
人参
たこ
三つ葉
干し椎茸
出汁
濃縮うどんだし
牛乳
砂糖、醤油、酒
材料は別に何が入っても良いんです。私もいつもあり合わせですからね。
たこはこの前たこ焼きをした残り物だし、三つ葉はネギの代わりです。
出汁だってこれまでの煮物の汁を集めて冷凍しておけばいいんです。
何よりもなくてならない物は牛乳です。
これがないとコクが出ないんですね。
ママが作ったおからをしょっちゅう私にお土産に持たせてくれました。
私がどんなに作っても彼女の味には及ばないんですが・・・・