小樽ではニシン御殿を見たかったのらー。
バスはSuikaが使えました。
札幌から小樽まではSuicaが使えるけど、この先はJRでもバスでもSuikaは使えなくなります。
早朝はマイナスでしばれますよー。
札幌三越で買ったジャケットでちょうど良かった。
手袋はアウトドアー用の極寒使用。
向かった先は祝津3丁目のニシン御殿のひとつの旧青山邸。
なんでも今の価値にすると30億円を超えるという財産だそうです。
建物は大きな日本家屋ですが、造りがひとつひとつ、凝りに凝った調度品のようになっていました。
いっけんしたら、なんていうことのない大きな日本家屋です。
10年ほど前まで重要文化財になっていなかったという、、、。
危なかったーーー。
木造家屋だから火事でも出したら、、、おしまいでしょ。
内部は写真撮影が禁止だったので何もお見せできません。
現在じゃ手に入らないような木材を加工してあったり、精緻で今では職人さんがいないようなものまで、、、当時の粋を結集した建造物と調度品です。
ニシン御殿は北海道にはあちこちにあります。
祝津の尖端にもニシン御殿があるという。
そちらも見たかったが、私は割愛した。
たしかニシン御殿と言っても番屋の大きなものだそうです。
旧青山邸のニシン御殿のように文化があるわけじゃなさそうです。
祝津港の先に積丹半島が見えます。
学生のころ、ちょうど今頃の季節に、積丹半島の付け根に位置する岩内から、半島の中ほどにある神恵内まで徒歩で行ったことがある。
当時は2月の積雪時にはバスさえ不通だった。
雪が積もった道路や、たまに海岸の岩を飛び越えながら、延々と20kmばかりを歩いて神恵内に向かった。
友人が神恵内YHで待っていたのだ。
帰りはYHの仲間と大勢で歌いながら海岸線を歩いてきた。
大学、、、2年のころだったか、、、。
当時に比べると、雪が少なくなったかもしれない。
海岸歩きにしても、雪にずぶずぶ足が入った記憶がある。
イカ釣りのランプかしら。
小樽や北海道の松前がニシン漁でにぎわったのは大正時代だから、、、今から優に100年前。
小樽は漁業も盛んだったが、交易も港として大賑わいだった。
それで、小樽銀座と呼ばれる交差点には、各銀行の支店が軒並みそろっていた。
日銀支店まであったのだから、当時の繁栄がしのばれます。
その、銀行の建築物は良く残っていて、リノベーションされて現在も利用されています。
祝津の帰りに旧日本郵船支社を見に行きました。
当時の小樽の建造物にならって、石組みの建築です。
小樽は大火にあったことがあり、それ以後に作られる建築物は石造りになったそうです。
それが、大きな建築から、小さな商店まですべて石造りなのが、小樽の特徴なのでしょう。だから、けっこう重圧な感じがします。
もっとも海外の巨大な石組みの建造物とは比較になりませんが、、、。
極東の日本で、ずいぶん背伸びした街だったのでしょう。
雪が舞っているじゃないか、、、。
北海道はこれくらいだと良い天気と言っていた。
吹雪いて前が見えなくなると、それで普通だそうです。
我々本州人と天候に対する思いのレベルが違う。
旧日本郵船の内部を案内してくれた方が、、、良い天気ですねーーー。
どこが、良い天気なんじゃい!
と思うのが本州人で、道産子は「うーむ、今日は良い天気ですなー」というそうだ。
冬場には完全な快晴と言うのがないのだろう。
裏日本のドンよりした曇り空が毎日、、、と同じかな。
日本郵船なので、手前が社員さんが業務しているスペースで、カウンターの先がお客さんがあれやこれや手続きするところ。
日本郵船は一時期、世界一の船舶会社だったことがあるそうです。
だから、このカウンターで船便のチケットを買ったり、荷物をあづけたり、今の空港のような役目を担っていたそうです。
小樽運河に泊まっている小舟に雪が積もっています。
イカ釣り船なのかなー。
てくてく歩いて市内に戻りました。
長靴か雪靴だったら、ちゃんと歩けますよー。
心配だったら、私のように簡易スパイクを調達すればダイジョーブ。
市内のコンビニで1200円もしなかったと思う。
観光客が多かったのはこの地図で右上のメルヘン交差点あたり。
私らは、スレているので、そんなところは巡回バスに乗ったまま見て終わり。
メルヘンなんとかは興味ありません。
そんな歳じゃないものーーー。
どうも観光案内の地図はメルヘンなんとかと、硝子工房へ誘導しているようだ。
でもなー、小樽のオタルたらんとするところは、運河に並ぶ倉庫街、その倉庫街はリノベーションしていろんな施設になっている。
それと、市内あちこちに残っている石造りの遺構でしょう。
石造りの銀行がホテルになっていたり、私が泊まった旧拓殖銀行跡は、内装が素晴らしいVIBRANT・HOTELになっていた。
その他にも、たくさんの石造りの遺構が残っています。
ビヤホールもぜひ訪れてほしいところです。
小樽は冬に限ります!
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