ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

小樽雪景色

2017-01-22 16:28:29 | 旅行記

小樽ではニシン御殿を見たかったのらー。

バスはSuikaが使えました。

札幌から小樽まではSuicaが使えるけど、この先はJRでもバスでもSuikaは使えなくなります。

早朝はマイナスでしばれますよー。

札幌三越で買ったジャケットでちょうど良かった。

手袋はアウトドアー用の極寒使用。

向かった先は祝津3丁目のニシン御殿のひとつの旧青山邸。

なんでも今の価値にすると30億円を超えるという財産だそうです。

建物は大きな日本家屋ですが、造りがひとつひとつ、凝りに凝った調度品のようになっていました。

いっけんしたら、なんていうことのない大きな日本家屋です。

10年ほど前まで重要文化財になっていなかったという、、、。

危なかったーーー。

木造家屋だから火事でも出したら、、、おしまいでしょ。

内部は写真撮影が禁止だったので何もお見せできません。

現在じゃ手に入らないような木材を加工してあったり、精緻で今では職人さんがいないようなものまで、、、当時の粋を結集した建造物と調度品です。

ニシン御殿は北海道にはあちこちにあります。

祝津の尖端にもニシン御殿があるという。

そちらも見たかったが、私は割愛した。

たしかニシン御殿と言っても番屋の大きなものだそうです。

旧青山邸のニシン御殿のように文化があるわけじゃなさそうです。

祝津港の先に積丹半島が見えます。

学生のころ、ちょうど今頃の季節に、積丹半島の付け根に位置する岩内から、半島の中ほどにある神恵内まで徒歩で行ったことがある。

当時は2月の積雪時にはバスさえ不通だった。

雪が積もった道路や、たまに海岸の岩を飛び越えながら、延々と20kmばかりを歩いて神恵内に向かった。

友人が神恵内YHで待っていたのだ。

帰りはYHの仲間と大勢で歌いながら海岸線を歩いてきた。

大学、、、2年のころだったか、、、。

当時に比べると、雪が少なくなったかもしれない。

海岸歩きにしても、雪にずぶずぶ足が入った記憶がある。

イカ釣りのランプかしら。

小樽や北海道の松前がニシン漁でにぎわったのは大正時代だから、、、今から優に100年前。

小樽は漁業も盛んだったが、交易も港として大賑わいだった。

それで、小樽銀座と呼ばれる交差点には、各銀行の支店が軒並みそろっていた。

日銀支店まであったのだから、当時の繁栄がしのばれます。

その、銀行の建築物は良く残っていて、リノベーションされて現在も利用されています。

祝津の帰りに旧日本郵船支社を見に行きました。

当時の小樽の建造物にならって、石組みの建築です。

小樽は大火にあったことがあり、それ以後に作られる建築物は石造りになったそうです。

それが、大きな建築から、小さな商店まですべて石造りなのが、小樽の特徴なのでしょう。だから、けっこう重圧な感じがします。

もっとも海外の巨大な石組みの建造物とは比較になりませんが、、、。

極東の日本で、ずいぶん背伸びした街だったのでしょう。

雪が舞っているじゃないか、、、。

北海道はこれくらいだと良い天気と言っていた。

吹雪いて前が見えなくなると、それで普通だそうです。

我々本州人と天候に対する思いのレベルが違う。

 

旧日本郵船の内部を案内してくれた方が、、、良い天気ですねーーー。

どこが、良い天気なんじゃい!

と思うのが本州人で、道産子は「うーむ、今日は良い天気ですなー」というそうだ。

冬場には完全な快晴と言うのがないのだろう。

裏日本のドンよりした曇り空が毎日、、、と同じかな。

日本郵船なので、手前が社員さんが業務しているスペースで、カウンターの先がお客さんがあれやこれや手続きするところ。

日本郵船は一時期、世界一の船舶会社だったことがあるそうです。

だから、このカウンターで船便のチケットを買ったり、荷物をあづけたり、今の空港のような役目を担っていたそうです。

小樽運河に泊まっている小舟に雪が積もっています。

イカ釣り船なのかなー。

てくてく歩いて市内に戻りました。

長靴か雪靴だったら、ちゃんと歩けますよー。

心配だったら、私のように簡易スパイクを調達すればダイジョーブ。

市内のコンビニで1200円もしなかったと思う。

観光客が多かったのはこの地図で右上のメルヘン交差点あたり。

私らは、スレているので、そんなところは巡回バスに乗ったまま見て終わり。

メルヘンなんとかは興味ありません。

そんな歳じゃないものーーー。

どうも観光案内の地図はメルヘンなんとかと、硝子工房へ誘導しているようだ。

でもなー、小樽のオタルたらんとするところは、運河に並ぶ倉庫街、その倉庫街はリノベーションしていろんな施設になっている。

それと、市内あちこちに残っている石造りの遺構でしょう。

石造りの銀行がホテルになっていたり、私が泊まった旧拓殖銀行跡は、内装が素晴らしいVIBRANT・HOTELになっていた。

その他にも、たくさんの石造りの遺構が残っています。

ビヤホールもぜひ訪れてほしいところです。

小樽は冬に限ります! 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雪の小樽に泊まる | トップ | 海賊と呼ばれた男、映画 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行記」カテゴリの最新記事