ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

人はなぜ遭難するか?

2010-08-19 09:27:38 | うんちく・小ネタ

Shimoは山好きですが、「遭難したら、、」というブログ記事を発見しました。シリアスですけど笑える話です。

夏山、冬山に限らずに山中、海、川での死亡が絶えません。つい先月、ブログ仲間が奥秩父の山中でお亡くなりになって、けんけんごうごう意見が飛び交っていました。

そんななかで、ある行為者のつぶやきです!

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ご存知の方も多いと思いますが大晦日の夜、槍平を雪崩が襲い4名の方が亡くなられました。

結果的に今回は読みが当たり僕は命拾いが出来ました

しかし、心の中は複雑です。

今回の遭難事故にほとんどのマスコミは次のようなコメントを付けていました。
「悪天候が予測されていたのになぜ危険な山に入ったのか」

今回の事故を予測できた僕が読んでもこのようなコメントには嫌悪感を感じるのです。

「下界のブタがうるせーよ!」と思ってしまうのです。

雪山やアルパインクライミングをやる人間なんてのは、誰が一番バカなのかを命がけで競い合っているような不思議な人種です。何を言われても、バカの競争に忙しくて下界の声は届きません。

「どうしてそんな天候の日に山に行くんだ?」
「どうして一度のミスで死ぬような事をするんだ?」
「どうしてそんなルートから山頂に立とうとするんだ?」

無駄です、そんな言葉。
頭のネジが切れた人種にそんな言葉は届きません。
そもそも、物分りがいいのなら最初から山なんてやりません。

いつか僕もくだらないミスで死ぬでしょう。

きっとその時は単独で、誰にも看取られず寂しくて泣きながら、バカな自分を恨みながら死んでいくのだと思います。

だけど人から見れば犬死のように見える死でも、山の中で朽ちてウジやコケの栄養になれるのなら僕は幸せです。

なんかワケの分からない話になって来たんでこの辺でやめときます。

山を知らないマスコミが定規できっちり線を引いたような規格通りの遭難者叩きをするので、カチンと来て書いただけです。

劣悪な山を前にして、登らない人間より登ろうとするバカな人間が好きなだけなんです。

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その方のURLは伏せておきます。

このような考えをもつ登山者は少ないでしょう。

だから遭難されても救助を依頼したときに、まんがいちの場合ですが、山岳保険は必要でしょうねー。救助のほうがはるかに危険ですから!

救助へリを救急車感覚で呼ばれる方がいると聞いています。そんな方は山の保険を人の10倍くらいかけていたら、私は何も文句は言いません。

ヘリコプター1分間1万円

救助隊1人1日3万円

救助金額、平均100万円

山岳ツアーにしても、自然相手に100%の安全はない。

海外では、その点、アドベンチャー・ツアーでも、まんがいちの時に「責任放棄に同意します」にサインさせられます。アドベンチャー・ツアーでもある程度は自己責任なんです。

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公共交通は安全が必要条件で問題はないが、車に同乗させてもらうときなどは、まんがいちの事故などでも責任は追求できないのではと、Shimoは思います。

アメリカなどで製品事故が起きると、とんでもない金額が請求されるが、あれは訴訟社会すぎて、自己責任が問われないのは、社会的に異常だと思う。アドベンチャーだと何も問題がないのに、こと製品になるととんでもないくらいの金額になる。

洗濯機で子供を洗う、乾燥機のドラムの中にペットを入れ濡れた毛を乾かそうとする、タイヤに空気を入れないで走って横転事故、熱いコーヒーを飲んで焼けどした、そんなことは自明の理、他人のせいにするなーです。

コメント (2)
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