デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



先月上旬には読み終えていたが、考えをまとめようとするうちに(本の中で出てくる人物たちに対して)この人たちは結局は何をやってたんだろう?という疑問が強くなり、何をどう自分の中で整理したかったのかよく分からなくなってしまった。
数ヶ月前までは、弊ブログにて既に紹介した画像や自分のこれまでの旅行画像でもって、作品に出てくるエピソードについて詳細に触れようと意気込んでいたのだ。しかし今となっては人類は知識を増やすことはできるがその知識を活かして実践し結果を出すすべを何も学んでいないことを改めて思うと、作品のなかのどのエピソードに触れようが同じようなことを繰り返し書くだけのような気がしている。
ただ、フリードリッヒ二世とアル・カミールについての記述は個人的に楽しめた。この二人が結んだ講和について思うと、宗教対立を収め平和というものが人間の努力でつくりだすことができることを教えられる。超党派構成員ならぬ超宗教聖人という称号なり賞がもしあるならば、この二人とその側近たちは数少ない受賞者になるだろう。しかし彼らは「そんな賞の授賞式に出てる時間があれば、他にやることがある」と言って辞退するのは想像に難くない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )