デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



神戸市立博物館にて



天正遣欧少年使節の四人と記念撮影
できるコーナーも設けられていた。

外国旅行中に有名美術館や博物館に入館できるのはすばらしいことなのだが、実際に入ってみると、そこで見るものが多すぎ、有名作品に気をとられ過ぎてお腹一杯になってしまうことは少なくない。
そして日本で開催される期間限定の特別展で、過去に旅行の最中に目にしていた筈の作品を目にし、こんな作品があったんだ、と見過ごしたことにさえ気付かないまま帰国したことに改めて気付かされたりすることもままある。また現地に行って丁寧に鑑賞してなお、見ることが叶わないものが見れる、ようするに旅行している間にお目にかかれず現地で脚光を浴びないものが日本で輝きを放つ展示物を特別展で鑑賞することが叶う場合がある。今回の遥かなるルネサンス・天正遣欧少年使節がたどったイタリアもこれらのことをしみじみ感じさせてくれるいい特別展だった。
ルネサンスやルネサンス以降の宮廷人の振る舞い方を変えたともいえるバルダッサーレ・カスティリオーネの肖像と氏の著書『宮廷人』を見ることができたのは望外の喜びだった。芸術家の庇護者や大衆に影響を与えた思想家の肖像におぼろげながら関心を覚え始めたのは、辻邦生の『春の戴冠』に出てくるフィチーノの人間像に接してからだが、『宮廷人』の著者の姿を見て『春の戴冠』を読んだのは無駄じゃなかったと思えた。
『宮廷人』の著者のみならず、『コジモ1世の肖像』『フランチェスコ1世・デ・メディチの肖像』『ビア・デ・メディチの肖像』『グレゴリウス13世の肖像』などルネサンスを支えた人達の肖像画には目を見張った。もちろん、展の主役である天正遣欧少年使節の一人伊藤マンショの肖像がドメニコ・ティントレット(ドメニコ・ロブスティ)の筆で描かれていることを知ったのも驚きだった。織田信長の時代にヨーロッパと日本の関係が進展したと教科書で習うものの、当時のヴェネツィアで活躍した画家と関連付けて考えることの出来る機会は滅多にない。それもただ展示を見て独りよがりな考えに耽るだけでなく、少年使節団とその時代について夕刻から展の見どころのレクチャーが開催される日に鑑賞できたこともあり、とても充実した時を過ごせた。

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白井啓介著『北京閑話―人・もの・街の88話』(大修館書店)読了。

北京が少しでも出てくる本としては『蒼穹の昴』、『現代中国の道教』、『駱駝祥子』、『中国の吉祥文化と道教』、『北京探訪』、『老北京の胡同』、『北京を見る読む集める』、『中国・開封のユダヤ人』、『中国メディア戦争』、『北京の胡同』、『ネオ・チャイナ』、『北京彷徨1989-2015』、『たった独りの外交録』などを読んだが、『北京閑話』は北京での生活をありのまま、また日本人として相容れなさを率直に飾らない感じで書いている点で、現代中国の日常生活の感が最も出ているように思う。ちなみに著書では北京五輪前の時点の北京を扱っている。
現地の気候への対処、現地で食べれるカップ麺、駐車場のアネクドートや、タクシーの速度違反対策、意外と使うのに戸惑われた挨拶の言葉などなど話題は多岐にわたるが、たとえ10年前の記事とはいえ今でも旅行の知識に即役立つような話も少なくないし、白井氏が出前講義をおこなった先で芥川龍之介と内田百閒のことに思いを馳せた話からは、作家や言語学者と軍の関係について驚かされ考えさせられたりする。
小説『チボー家の人々』は重い話ということもあり、並行させて読んだ白井氏の本は清涼剤というのはおかしいが、著者の綴る経験談はとても楽しく読めた。

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スタッフの中には直射日光から肌を守る人もいるようだ



すごい室外機の数だ…



黄金仏を見終えたので寺院を出る









ワット・トライミットから歩いてすぐの所にある
牌楼(中華門)。中華街の入口に建てられている。


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将棋界に関するニュースで藤井四段の活躍が連日報道され、また長年活躍した加藤九段が積極的にメディアに出ているが、マス・コミや将棋界の関係者は決して三浦九段を襲った件を忘れてはならない。

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これらの画像は昨日6月22日の夕方。一昨日が夏至だったが、冬とは逆で太陽が北のほうに沈むんだなぁと改めてしみじみ思った。日本ではこの季節梅雨なので夏至やその前後に日の入りを目にできることはあまりなかったように思うが、今年は日の長さを実感できる日の入りを見れた。

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ロッテ井口が引退会見 昨年には引退決意「今まで以上にいい思い出作りたい」

野手で日本とアメリカで活躍しタイトル奪取に貢献した選手としては並々ならぬ実績を残したものだ。まだシーズンは終わっていないので思う存分プレーして欲しい。

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黄金仏を横から



ワット・トライミットの建物自体は戦後に
造られたので内装もどこか新しい感じだ。









台座も真っ白で映えていた。




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黄金仏参拝のみのチケットにした



ワット・トライミットの黄金仏発見時のエピソードについては略す
が、ひょっとすると決して多くはないもののローマ時代の彫刻が完全
な形で残りえたことを説明するにあたって、想像上の一つの説として
考えてみたくなるような処置がなされたのかもと思ってしまった。



しかし、本当に照か照かだった。



祈台も一際豪華に映る


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ここでも国王の肖像が。



なんだか雲が多くなってきた…



仏教寺院だけに蓮の花が彫ってある


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ウォリアーズ2年ぶり5度目V キャブスに4勝1敗 デュラントがファイナルMVP

3年連続同じ対戦カードになったファイナルだったが、今回はどちらかに怪我人がいるというコンディションではなく、非常に充実したゲームだったように思う。
出場者の三分の一近くがチャンピオン経験者だったが、長年優勝に飢えてチームに加わった選手もいたので、そういった選手たちが活躍したファイナルでもあったことに感動を覚えた。
来年もいいゲームを期待したいし、両チームを脅かすチームも出てきて欲しい。日本のBリーグもより面白くなりますように。

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