デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




梅雨ということもあり、最近、写真撮ろうにもなかなかいい光景に出くわさない。しかし先日の梅雨の晴れ間の日に、干してあった日傘にトンボが止まるのを見た。背景の壁の色が少し残念だが、でも幸運にめぐり合えた瞬間だったと思う。

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Tajabone(ギターのみ)

先日の記事で、映画「オール・アバウト・マイ・マザー」で使用されているTajaboneという曲を紹介したが、そのギター部分だけを弾いてみた。より正確な弾き方や音がありましたら、ぜひご指摘ください。

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同じ映画を二度三度見ないという人も少なからずいるが、私は過去に強い印象に残った映画はなんらかのきっかけで思い出したら、なるべく早く見るようにしている。
「オール・アバウト・マイ・マザー」という映画を見たのはかなり前のことだが、この映画もふとしたことで、また見たくなった。
二度目の鑑賞後、相変わらずの感想として、最初に見たときには何もわかっていなかった、見たということでステータスしていただけだった、という自分に対するちょっとした嫌悪感を覚えた。
しかし今なら、この奇人変人のコメディともとれる笑いあり、涙ありの物語をじっくり味わえる。未だ「欲望という名の電車」は見ていないが、「イヴの総て」は分かるし、映画内の劇中劇や、女優を演じるという現実感をとてもよく表現できている作品であることはわかった。そして悲惨な現実の中に、たくましく明るい存在で映画に笑みをもたらすいわば"奇人"アグラードの存在には目を引かれた。一回目の鑑賞では、信じられないことに全く印象に残らなかったのが不思議だ。
作品は出てくる人物達の風変わりな個性、突拍子なエピソードや話題で進行する。どのように風変わりで場当たり的とさえいえる突拍子な出来事が描かれているのか、それは鑑賞してのお楽しみだが、父親や母親という存在がただ鬱屈していて頑迷で頑固な存在ではないということが、若年者がこの映画を見ても分かるのではないか。いや、わかって欲しいと個人的には思う。「親」という存在を生きる人も、かつては自分の子や身近な人間にさえ言えない影の部分があることを。そして影の部分を見つめなおすのは、大人であっても相当な勇気がいることを。

唐突だが、ギターでアルペジオやスリーフィンガーをやりだしてから、この映画のことを思い出したのかも。主人公のマヌエラがマドリードからバルセロナに旅立つときの音楽が、最初の鑑賞でもものすごく印象に残っていて、ギターやりだしてから耳コピーをしたいと、思っていたのだった。それはIsmael Lôという人のTajaboneという曲だが、とても美しい旋律だと今も思う。アフリカの曲だそうだが、外国で乗り物に乗ってるときにも頭をよぎった気がするのだ。なつかしくも切ない気持ちにさせてくれる曲の聴きたさで、映画を最鑑賞したのだが、その気持ちに忠実になってよかったと思う。

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