デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



空港を出て、どこでタクシーのチケットを買うのか分からず二人でオロオロしていると、さっそくガイドブックには載っていないタクシーのドライバーが声をかけてきた。
町まで行くのに何かとトラブルが付きまとうのが旅の常だが、ベトナム初心者とはいえ二人連れなので交渉もすんなりいった。タクシーなので少し高かったかもしれないが、二人で8ドル(US$)。早速乗り込んで安宿街に直行した。運転手は朴訥で実直だった。観光客が必ずといっていいほど食らうホテルの斡旋など一切行わず、荷物も丁寧に扱ってくれた。おぉ、ベトナムの第一印象は悪くないものだった。
安宿街では早速ホテルの客引きの子供に声をかけられた。でもこの子供はガイドブックに載っているホテルに連れて行った。部屋を見せてもらいお湯の出は悪いけど一泊1人4ドル…とのことで、それなりに安い。荷物を置き、早々とチェックインした。

まだ明るかったので町を散策を行った。ホテルの前で日本語を流暢にしゃべるバイクタクシーのおっさんが声をかけてきた。「郵便局まで行くつもりだ。でもタクシーはいらん」と言ったら、おっさん方角を指差して、遠いし時間もかかるし町のこと分からないとつまらない、私なら5ドルで行くよ、あなたまだ私のこと信じない、私のこと悪い人だと思っている、ほら日本人の書いてくれたノート私のこといい人って書いてくれてる(以下略)とノートまで見せて延々と繰り返す。(一旅行者として思うのだが、旅行先でタクシーやリクシャマンから「~は信用できます。××ドルでガイドまでしてくれて安心して楽しめました」とか書いてるメモ帳やノートを見せられることがあるが、あれを書くのは止めて欲しいものだ。他の日本人旅行者がカモられる誘因になるし、ひどい話になると後々その国を旅行しづらくなることにつながってるのではないか…)
いらんちゅうてんねん!と何度も言っているのに、しつこくついてくるおっさん。30分ぐらいついてきた。おっさん諦めたときに私たちに向って「バカ!」と捨てゼリフを吐いて行った。旅行先では日常茶飯だがやっぱり残念な気分になる。

さて、ホーチミンで有名な交通事情だが…日本で聞いて想像していた以上に、すさまじいものだった! 空港からのタクシー内から「すごいかも」と思っていたが、実際に町を歩いてみると、否でも鼻息が荒くなりエキサイティングな気持ちになってくる光景が目の前にあった。


記念すべき?ベトナム入国第一枚目の写真



けっこう速いです。なのにノーヘル運転当たり前です。



歩行者に人権なし



チャリンコも混じってたりします。チャリンコも速いです。

一応信号もあり緑の制服を着た交通整理員もいるのに、道路を渡ろうとするだけで命がけという都市は初めてだった。台北は運転は荒いがそれなりに信号は守っていた、バラナシ(インド)はサイクルリクシャーの数が多すぎてバイクも車も否応なくゆっくり走行していた、でもホーチミンは車もバイクもシクロもチャリもみな速いし、途切れないし、信号あまり意味無いし(爆!
でも歩いていると日本での通行の左右感覚さえどうにかすれば慣れてくるもので、知らん間に渡れるようになってくる。そして交通整理員に車を制止してもらって渡ってくださいと合図される親切が、とてもありがたく感じるのだった。 

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予定?より一ヶ月以上も早く帰ってきてしまった旅だったが、その道中にはいろいろなことが私を待っていた。
そのなかには、出発一ヶ月前には予想だにしていなかったベトナム入国がある。格安チケットを取るためネットでいろいろ検索をしていたら、ストップオーバー(乗継する空港を出て滞在してから目的地に向うチケット)でベトナムに二泊してパリに行く分が一番安かった。また、その分がかろうじて席が取れる見込みのあるチケットだった。
でも出発約2週間前でチケットが決まるというのは、ちょっと問題だったかも…。それにストップオーバーのチケットは、乗継地に用はないという人には滞在費もかかるのでどうかと思う。時間と気持ちに余裕のある人が周遊のつもりで手にするような感じのものだ。
事実、出発の三週間前までベトナムという国に何の関心も持ってなかった。パリに行くまでにホーチミン(昔のサイゴン)で何か起こったらどうしよう、ベトナムのことが載っている旅行書の「犯罪対策」のページを読みつつ、ベトナム上陸早々に旅がおじゃんになり日本領事館に駆け込むようなことになりはしないかと不安におののいていた。
幸いにもベトナムを旅行したという方がいて、話を聞いたりネット上の記事を読んだりしているうちに、まぁどうにかなるでしょ、という気持ちになった。思い切って出発ぢゃ…。

飛行機の中ではベトナム航空の客室乗務員のアオザイ姿に鼻の下を延ばしてご満悦の私であった。また機内で隣に座った女性Nさんがアメリカ留学の経験者だったので、いろいろと話を聞かせてもらい楽しかった。準備不足の私は入国カードの書き方を彼女から教えてもらった。彼女は到着後友人と待ち合わせて乗継でカンボジアに行くということで、到着してから握手して「よい旅を!」と声をかけあった。
入国審査に前の人がやたら手間取った。ここで私のすぐ後ろに並んでいた男性と待ってる間雑談した。旅は思わぬ方向にことが転んだ。私はこの男性(名は、とっし~)とベトナムに滞在し、パリまで一緒に行くことになったのだ。
とっし~も私と同じ便でパリに行く予定だったのだ。これは心強いと密かに期待をしていたのだが、その期待はお互いすぐに破れることに。二人ともベトナムは初めてで宿を全く予約してないどころか、市街に行くにもどうやって行くんだか分からず、英語もそんなにできないときた…。旅はそんな風にして始まった。

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日ごろより弊ブログをご覧いただいている皆様、お久しぶり?です。オペラ座の灰燼です。ネットでは3週間と少しぶりです。
実は私、既に先週帰国していました。今日まで、前の会社から送られてきた書類についてやその他手続き、またなかなか気持ちの余裕がなくてご挨拶すること叶いませんでした。
気持ちの余裕がなくしていたというなかには旅の疲れの次に、現地で知り合ったいろんな人に外国語で自筆手紙を私の撮った画像を添えて送るといった、手ごわいけれども素晴らしくやりがいのあることも含まれています。もちろん、「外国語の手紙の書き方」といった類の本の助けを借りての手紙ですが、でも文も含めて画像がきっと言語の代わりをしてくれるように思います。(送ったCD-Rが向こうのパソコンで読み込めないよ~っといった苦情のメールが来ませんように……)

今回のスペインへの旅は、正直かなりリスクを伴ったものだったかもしれません。日数の割には予算的にも時間的にも、もったいなかったことがあったかもしれません。
でも行ってよかったなぁと思える旅でした。これから徐々に現地で体験したことを書いていきたいと思います。ダラダラグダグダな旅行記になるかもしれませんが、よろしくお願いします。これが書けるということは現地で知り合った皆さんとの思い出にだけでなく、この旅に気持ちよく送り出してくれた皆さん、そして更新がほとんど行われないにも関わらず、弊ブログにアクセスしてくれてた皆さんのおかげです。現地で日記や絵葉書を書こうとすると、皆さんのことを思い浮かべて、私の周りにはいろんな方がついてくれてると思ったりしてました。心からみなさんに感謝しています。

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ホーチミンにきてます。今日、パリに発ちます。
ホーチミンはストップオーバーで二泊しました。
激暑く食べ物も辛く、スコールもすさまじいところです。
でもおもしろい町です。歩行者はタフになります(笑
悲しいながら民族衣装を着た女性を見かけません。
まぁそれも今のご時勢なら仕方がないことでしょうね。

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突然ですが、


ムリーリョ「貝殻の子供たち」(1670/1675年)



ホタテ貝

自由の身になったことですし、また頭を空っぽにするつもりで、今日からスペインを旅しようと思います。順路は決めてません。いつスペインに入るかも完全には決めてないのですが、とにかく上のホタテ貝を引っさげてマイペースで行きたいと思います。予定通りサンティアゴにいけたあと、上の絵と再会するのが目標かも。
スペインと言ってもド田舎を歩くのでブログの更新やメールは滞り、うまくネットができたとしても、ローマ字での更新やメールになりますのでご了承ください。
ではまたお会いしましょう!

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少し多いかなとは思うのですが、主にこれまで通勤途中や帰宅の途中で撮れたものをUPします。


「社内」の「社窓」から(5)



「社内」の「社窓」から(6)



会社帰り



朝勤務のとき(1)



朝勤務のとき(2)



ジオラマっぽい?大坂城(1)



ジオラマっぽい?大坂城(2)






大坂城からの帰り(1)



大坂城からの帰り(2)



9月の台風接近(1)



9月の台風接近(2)



コンスタブルの習作の習作?



卯か



誕生



夏の飲み物(1)



夏の飲み物(2)



ウクレレ練習中に(1)



ウクレレ練習中に(2)



ウクレレ練習中に(3)


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9/30(土)の昼間、ヘルムート・ドイチュというオルガン奏者のコンサートを聴きに行った。
これまで自宅から自転車で15分ぐらいのところに日本最大級のパイプオルガンがあることすら知らなかったが、この演奏会はなかなかのものでした。
聴いていて目に付いたのは、オルガンって腕だけでなく足もジタバタさせながら弾くということ。一生懸命弾いているドイチュ氏を後ろから見ていると、ダンスを踊っているみたいに見えたりする。


一曲弾き終わるたびに一礼するドイチュ氏

この日一番の演奏は、きっとF・リストの交響詩第3番「レ・プレリュード」だと思う。この曲はドイチュ氏によって編曲されたものが演奏されたのだが、音の強弱と旋律の緩急がものの見事にはまり込んでいた。
休憩のとき、「レ・プレリュード」が収録されたCDを買おうと思ったが売り切れていた。


最後の曲「日本歌曲による即興演奏:川の流れのように」


演奏終了後、サイン会があるとのことで列ができていた。張り紙をよく見てなかったので何とも言い難いが、どうやらCDを買った人を対象らしかった。私はCDを買えなかったが駄目もとで並んだ。


ドイチュ氏、サインくれた

ドイチュ氏は近くで見るとガタイの大きい普通の人だった。サインをもらい英語で「I have enjoyed」と伝え握手して「Danke Schoen」と言い添えた。

その時のドイチュ氏、「Ha ha ha ha ha ha」

と笑った。私の「ダンケシェーン」はドイチュ氏のツボにはまったらしい。会場を後にしながらドイチュ氏の笑い声が耳に残った。ひょっとして私には演奏以上にこの瞬間のことが頭に残り続けるかもしれない。

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何に見えるでしょう?



ライブに行く前:科学忍者隊?



ライブの前の車窓から



会社の同僚たちと

一番下の画像は、会社の同僚たちと社会科見学のパロディみたいな南禅寺見学に行ったときの空だ。みなは私服で私だけ会社帰りのクールビズの格好で、引率教師役?の私のお約束のセリフは「3年1組、さっさと写真撮りなさい!」。
前日に飲みたおしたのに、皆よく銀閣寺まで歩いたなぁ。銀閣寺に着いたときには18時近くで拝観できずに座っていたなぁ…(笑)。

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