デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



初めての外国のユースホステル宿泊だった。ユースは大抵門限が決まっているものだが、ドレスデンのユースではそんなものは無いらしく、同じ部屋の男は真夜中の1時過ぎに帰ってきやがった。ナイトライフをたのしんだらしかった。
早朝からベルリンに行きたかったので、やたら早起きした。静かに部屋を出て戸締りをしっかりしようとドアをガチャガチャ迷惑行為をやっていたら、同室の男が目を覚まして英語でなにやら言った。それでもどうにか鍵をかけて、薄暗い中市電の駅に向かった。
すると予定の時刻に列車が来ない! ベルリン行きの列車に間に合わないと思った私は、市電の線路上を走ってドレスデン中央駅に向かった。朝食を食べていないのに、未明から全力疾走させられるとは、正直たまらなかった。
焦って予定時刻の列車に乗ったらベルリン行きではなく、なんとライプツィヒに向かってしまった。とはいえ、ライプツィヒで乗り換えてベルリンに行くのも一つの方法なので、そのままライプツィヒに向かった。
ライプツィヒ駅で初めてワールドキャッシュで現地通貨をおろし、カードが使えることにホッとした。
朝食はサラダとスポーツドリンクを買い込んで、ベルリン行きの特急に乗り込んだ。ベルリンまでの田園風景は美しく、晴れてくれたらいいなと思った。
ベルリンに近づいてくると高架下のブロック塀に落書きが目立ってきた。センスがあるものもたくさんあったが、写真に撮るほどでもないと思いつつ、撮ってしまった…。


落書きは郊外に多い?


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朝、新聞を繰っていると、普段読まない面に目が行った。
バイエルン国立歌劇場のオペラの日本公演で、ワーグナーの喜歌劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』が東京でやっているらしいのだが、その最後の幕切れが極めてこのご時勢を暗示するような、斬新なものになっているそうなのだ。
その幕切れでは、最後の勝者が騎士ヴァルターではなく、恥をかかされた書記ベックメッサーにスポットライトが当たり、あげくに職人たちが誇らしげに掲げる商品には、webサイトのURLがでかでかと書き込まれているとのこと。つまりこれまでの演出は、ワーグナーもヒトラーも時代遅れだと宣言しているらしい。(朝日新聞・16面文化総合より)

私は『マイスタージンガー』をビデオでしか見たことがないが、その分では憎らしいベックメッサーは恥をかいて敗れる。だが上の記事を見て、少しニヤリとしてしまった。
私はどちらかというと古き良きものを好む正確だが、上の記事は少々痛快だと思った。そして、ベックメッサーはすでに一般消費者そのものを指すのではとも思った。
それに、新演出でいうベックメッサーとヴァルターが手を組みつつあるというのが、ご時勢かもしれないとも感じるのである。一抹の寂しさを覚えつつも、世の将来像は二人の二人三脚で進行していくのかもしれない。

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昨日、訓練終了後にジョブカフェに行った。実はジョブカフェに行ったのは今回がはじめてで、少し緊張気味だった。なんというか蜂の巣にされるんじゃないか、といった不安があった。
だが、登録に先立っての説明や実際に面談を行うと、担当の方は親身に私の相談に乗ってくれた。私は問われることすべてを正直に返答した。
就職のため前段階としてカウンセリングがあってよかったと思う。まだまだ、これからの自分は一体なにができて、私を受け入れてくれるところがあるのかどうか、もしあったとしてもそこでの努力を継続できるかどうかは、正直わからない。今の私にできることは必要書類作成をより良いものにすること、アピールをすること、何よりやる気を示すこと、そして粘り強く活動することだけだ。

 ***

昨日の朝の空模様は、画家コンスタブルが描いた「雲の習作」のような空だった。ただただ、すばらしかった。

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昨日、夕方7時前にP検を受けた。
この試験は、運転免許の試験をパソコン上で行うような感じといえばいいだろうか。つまり、時間内に選択肢を全部埋めて、あとは天命を待つタイプの試験だ。
それに自分の望み次第で、試験終了直後にすぐに合否の結果を表示させることができる。ある意味スリリングだがすぐに結果がわかるという点では、かえって気持ちいいものがあった(結果表は後日送られてくる)。結果は合格だった
でも、そういう浮かれ気分が続いたのはつかの間で、そんなものは大抵長続きしないものだ。試験後の帰宅途中、自転車のライトを点けないまま走っていたら、いつもおらへん場所に警官がいて、「ライト点けて走りなさい」などと注意を受けた。
うれしいことの直後には、どういうわけかこういうことがよく起こる。
♪~それもまた人生ぃい~♪

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土曜日の民放だったが、モーツァルトの音楽についての授業が放送されていた。
演奏される曲のほとんどが、どこかで聴いたことのあるものばかりで、即、「明日借りに行こう!」と決意したほどいい内容だった。
で、早速借りてきた。“Maternity Mozart”と“J.S.BACH Sonatas for Flute”の2枚で、二つともとても癒される脳細胞に良さそうな曲ばかりが入っていた。
私が思うクラシックを借りるときネックな部分は、指揮者うんぬんよりも、曲の演奏時間ではないかと思う。たとえばショパンの「小犬のワルツ」をノロノロ弾かれたら気分悪くなるような場合なんかそうだ。
バッハに「フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV1031」第二楽章シチリアーノという曲があるのだが、2ヶ月前、この曲が入っているCDを買ったとき、演奏時間が短くて、やすらぐどころかイライラして、無駄な出費をしたなぁと思ったことがある。
だが、昨日借りたJean-Pierre Rampal(Flute)の“J.S.BACH Sonatas for Flute”は私にとって丁度良い演奏時間の曲が多かった。もちろん、目当てのシチリアーノも然り。
しばらく、はまるかも

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FTTH  


Tガースの優勝カウントダウンと同様、とうとう光ファイバーでネットができるXデーのカウントダウンに突入した。
宅内工事の連絡が入ったのは昼ごろだった。光ファイバーは人気があって、申し込みが殺到していることに加え、行政の手続きの問題とかで更に開通まで時間がかかる。私は申し込んでから2ヵ月半待たされた。
正直、家に光が来ることすら忘れていたかも。ネットは訓練や図書館、ネットカフェなどで十分事足りているような、「慣れ」に親しんでしまった。
だが、これからは講座の内容を踏まえて、生きた知識でもってパソコンを扱える。
以前も書いたが、講座では受講者のメーリングリストが設置されていて、そこでは日々生きた知識をフル活用する内容がやりとりされている。来週からは、そこでいろいろとたずねて、少しずつ着実に力量をあげていきたいものだ。

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データベースの勉強はしんどいけど面白い。
一昨日、RDBMSの入門のところで、リレーショナルがなぜ必要か?という根本的なことを習った。
最初に、先生が作った表計算ソフトのワークシートの売上表を例とり、「売上表のどこが悪いかを批判してください」と先生から問いを投げかけられた。
私は主キーがない、とある意味正解を言ったのだが、残念ながら根本的な問題を指摘するものではなかった。要するに”当然のこと”を問われたのに、それを「おかしい」と言えなかったのである。
答えは難問というものではなく、想像力でどうにか答えられるものだったし、「テスト問題」としてはお馴染みのものだった。間違っていることぐらい承知で、せめて、表をもう一枚作って絶対参照にすべきで、vlookupとか使って値を参照するべきだ、というぐらいのことを気づけばと思った。
私の悪い癖、また日本の教育の悪いところ、一つの問題に対して答えは1個という、暗黙の約束事に縛られるような、あの感じは、直しようがないのだろうか。。。間違っても許される場面なのに、どんどん答えを挙げる雰囲気といおうか、答えにたどり着く方法は一つではないとか、また答えは一つではないとか、問題解決のための手順を自分で考えて示せとか、そういう場面に出くわすと私の思考はストップしてしまう。
抽象的なことを問われた時の私の思考は目に余るものがある。悔しいがそれが現実だ。自分のCPUを入れ替えたいくらい(苦笑)。

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映画『シャル・ウィ・ダンス?』と『オペラ座の怪人』を見た。
『オペラ座の怪人』は2度目である。過去の作品の通算(『オペラ~』の昔の映画版や舞台など含む)では5回目(笑)。
2度目の鑑賞でもボロ泣きしたのだが、映画版は舞台版(ミュージカル版)とは異なり、つじつま合わせのためか、いくつか舞台版には見られないシーンが挿入されていたりする。音楽も俳優の演技に間に合うように、同じ旋律が繰り返されたりしているところがあって、少し冗長に感じた。しかし、それも仕方がないことなのだろう。
映画は映画で、舞台は舞台の良さがある。シャンデリアが落下する場面などは、映画の方が圧倒的に迫力があるわけだし、舞台は場面の切り替えがスピーディなのに加えて、目の前で俳優の生の歌声やダンスを見ることができる点で、とても観客を魅了してくれる。
どの『オペラ座の怪人』にしろ、いつかまた観に行きたいものだ。

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昼食の後、再びレーマー広場に戻った。噴水の前で自分の写っている写真がほしくなった。子供をつれての旅行をしている家族づれがいたので、シャッターボタンを押してもらえるよう頼んだ。頼んだ相手は小学4年くらいの女の子で、家族の見ている前でボタンを押すことに戸惑いかつ緊張していたようだった。
彼女は上手く撮ってくれた。発音の悪い英語でThank youとお礼を言ってカメラを返してもらうと、きゃっきゃと連れの家族相手になにやら騒いでいた。きっと、旅行先で東洋人にものを頼まれること自体、初めての体験だったのだろう。とても微笑ましい光景だった。お互いにとって、いい思い出になったと思う。



広場近くを流れる川を渡ってみたくなって、少し足を伸ばした。



だがそれも束の間のことで、時間が迫っていたこともあり、さっさと駅に戻った。

次の目的地はドレスデンである。午後2時10分発の都市間高速特急に乗り込んだ。ユーレイル・セレクト・パスだからファーストクラスに乗れるのだが、クーラーが効きすぎていて長袖を引っ張り出すはめになってしまった。



フランクフルトを離れるとすぐに車窓から牧歌的な風景が目に飛び込んできた。到着までの時間は、新たな町への期待に胸を躍らせていた。
列車に乗っていると4時間なんて、あっという間だ。ドレスデンのエルベ川を渡ったときは、きれいな夕暮れが町を包んでいた。


ドレスデンのエルベ川

ユースホステルまで市電に乗って行った。右も左もわからない状態でも、何とかなるものだった。ワールドトレードセンターの前で大きいかばんをキャスターで引きずっていたおっちゃん(たぶん旅行者)に道を尋ねると、近くにいた人に代わりに尋ねてくれたりして、なんと感謝してよいかわからなかった。小さな親切がとても心に染みた。

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どのような試験を受けるにしろ、自分の勉強量が足りていないとか、試験会場で頭が真っ白になったりしたらどうしようとか、試験前って不安になるものだ。
試験まで3週間以上あるのに、もう不安を覚える私ではあるが、訓練のクラスのメーリングリストで同じように不安を抱えている方がおられることを知り、不安を覚えているのは自分だけじゃないんだなぁと、共感を覚えた。
スポーツの勝負事みたいに自分が苦しいときは相手も苦しい、というものではない。実際、試験を受ける人、受けない人がいるわけで、受ける人しかあの不安は襲ってこないんだけど、でもそれを隠すことなく周囲にアドバイスを求めるという、素直な姿勢を横から見ていて、ちょっと学ぶことがあったと思う。
気合入れなきゃ

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