デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



18時発のバスがやってきた。


赤文字で「부여(扶余)」とある。

チケットはドライバーが回収した。


いざという時、ドライバーに話しかけ
れるように、前のほうの席に座った。



大田西南ターミナルを出発。

バスはどんどん大田から西へ走って行くが、対向車線の大田へ向う渋滞を見て、いささか短絡的だが扶余から大田へ戻る際は長距離バス以外の方法にしようと決めた。
扶余の宿には事前に宿予約サイトを通して18時~19時にチェックインのリクエストをしていた。日が沈んで、これで確実に19時半以降のチェックインとなってしまったことを残念がる気持ちになった。
そして、夜になったことだし、扶余まで1時間半かかるところを猛スピードで飛ばしてくれて19時に着いてくれ!などと虫のいいことを思ったりした。もちろん、バスはきちんとそのルートの停留所に到着時刻どおり停まった。暗くなっても他の乗客はいるのだ。
扶余までのあと45分くらいのあたりになると、街灯や道路の照明も少なくなってきて、どこを走っているのか全く分からないような暗さのなか国道か県道をバスは疾走して行く。もしこのあたりで放り出されようものなら、などととんでもないことが頭をよぎった。
19時ごろ、山道のような道路を抜け、ハイウェイのような道に入って外の標識を見たら 부여군(扶余郡)の文字が見えた。ホッとした。なにはともあれ扶余には確実に着くのだ。
それにしても、、、朝に大阪を発ち、昼過ぎに釜山に着陸して外が真っ暗な夜の7時半前に郊外すぎる郊外である扶余へのバスに乗っているなんて、私は何をやっているのだろう、昼飯も食えないような、なんでこんな旅のプランにしてしまったのだろうなどと気持ちが沈んだ。

郊外すぎる郊外などと書いたが、扶余の中心部が近づくにつれ街灯が増えだした。


부여시외버스터미널(扶余市外バスターミナル)


19時半、時間通りに着いた。ドライバーに確認して御礼を言って降りた。
宿までの地図ももちろん準備していたが、なかなかその建物を見つけられなかったので、イルミネーションが派手な他のホテルに駆け込んで道を訊いてやろうと思った矢先、そのホテルの隣が目指す宿だと分かった。


ピンク色の照明が使われていたので、
なんか怪しいなと思って一旦遠ざかった
建物が予約した宿だったのだ(笑)。

それにグーグルマップも微妙に位置がズレていた(爆)。
私の声を聞いてレセプションの女性が出てきてくれた。日本語で応対してくださり、一泊分45,000ウォンをCCで支払った。到着が1時間遅れたことをお詫びする韓国語をバスの中で予習していたがとんでしまい、日本語ではあったがお詫びした。

3階の泊まる部屋まで案内してもらうと一気に緊張が解けた。


宿の近くにコンビニのCUがあるのを目にしていたので、夕食を買いに出た。


TVを見ながら8,600ウォン分のカップ麺やおにぎりやビールをゆっくり堪能した。









日本の歌謡曲のような歌が多く流れる韓国の歌番組を見ていたが、歌手がおばさんであろうがおじさんであろうが、バックダンサーの女性たちがショートパンツを履き、トップスは体のラインが出る半袖Tシャツもしくはショート丈の柄シャツの先を結んでいるというスタイルをやたら多く見かける。

ひどく遅い時間のように感じたが、まだ夜の8時半過ぎだった。
アルコールが入ったが今日一日分の服を洗濯することにした。入浴を済ませ、明日の予定のことを考えているうちに23時になった。移動ばかりしていた一日が終わり就寝した。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




バスの自動券売機

대전서남부터미널(大田西南ターミナル)に意気揚々と入って行ったら愕然とした。あまりにも閑散としているのだ。そして客はおろかチケット窓口に人がいない! 事前情報は間違ってたのか?、まさか大田で宿探さねばならんの?などとものすごい不安になった。
売店も閉まっているし、ここって運営しているのか?と訝しんだ。
ただ、ポツンと真新しそうな自動券売機が煌々と光っているのが分かった。「まさか、これで自分で(券を)買えと?」と目の前の券売機に向ってボヤいた。券売機に触ってみたら日本語表示に切り替わったのでやってみたら、かなり丁寧な日本語音声で案内が流れる。大人1枚、行きたい場所を選択し決定したら、そのバスの発車時刻と便数が表示される。たぶん、ここ数年の間か最近に運用が変わったのだ。チケット購入は客任せなのだ!
扶余行が16:50発と画面に出たので、「よし! ターミナルに着いてすぐにバスに乗れるんじゃないか!?」と一気に希望が湧き、あわててチケットを購入しようとした。
だが、甘かった。支払いの際に画面でカードか現金を選ぶのだが、この情報が頭の中にあったので、交通カードを市内バスに乗車時にカードリーダーにピッとする感覚で押し付けたり挿し入れようとした。
ところが一向に券売機が反応しないのだ。1分ほど経ったら購入キャンセルとなり、最初の画面に戻った。
するとバスがブーンと発車する音が聞こえた。目と鼻の先で、乗りたいバスが行ってしまった!と瞬時に分かった。

自動券売機の操作をもう一度最初からやり直し、18時発の分を選択、現金での支払いをボタンを押して、50,000ウォン札を入れた。発券されると、42,200ウォンのお釣りが出てきた。バスを1駅分乗り過ごしたロスのせいで、1時間10分待たなあかんのか…と溜息が出た。



チケット購入後に写す。画像では人が写っている(それでも閑散としている)が、私がターミナルに入った時には本当に人を見かけなかった。






たぶん、右に写っている年配の男性が券売機の操作に助言をくれる担当者なのだろう。


チケット。大田西南部→扶余、7,800ウォンとある。


待機室もなんだか閑散としている。

待機室の端の椅子に座っていると、一匹の蚊が私の周りで鬱陶しく飛んでいて隙あらば私を刺しにきた。なんとかやっつけても、さらにもう一匹現れた。
バスを待っている間に何か食べておこうと思いはすれど、空腹感を覚えているのか覚えていないのかよく分からない感覚になっていた。関空での朝のおにぎり4個と水だけというのはあまりにも少なすぎるなぁとは思ったが…。
待機室ではTVが点いていて、ニュース番組が流れていた。室内に人はいるのだが、TVのニュースの音が大きくそれがなんか余計に閑散とした雰囲気をかもしだしていた。




外が徐々に暗くなっていくのをボーッと眺めつつ、まぁ扶余行きのバスは逃げないし、そもそも私が航空券をネット予約した9月下旬の時点では韓国入国後に自己負担80,000ウォン~150,000ウォンくらいでpcr検査受けなければならなかった(もし陽性判定出たら7日間か10日間も隔離とか考えるだけでもリスキーだと今でも思う)し、10/1から入国後のpcr検査が廃止された幸運のことを思うと、バスを1駅分乗り過ごして乗りたいバスが1本後の便になったことくらいなんでもないと、少しだけ謙虚?な気持ちになってきた。
待機室に少しずつ人が増えだした。TVで国内の天気予報が流れたので、扶余がある忠清南道南部の天気を見ようとしたが、すでに画面が切り替わっていた。



ペットボトルの水が半分になった頃だったが、18時前になって待機室を出てすぐ前の乗り場へと向った。同じバスに乗る他の乗客も集まってきた。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




毎大会、ついこの手の記事に目が行ってしまうのだが、タコやインコや猫に続いて、今度はパンダかよ(笑)。それも当てたときた。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




横断歩道は無いので、地下
通路を使い道路を横断する。


何か食べようかと
思ったがバス停へ。


バス停の목척교(Mokcheokgyo Bridge)駅
大田駅から、歩いて5分くらいだ。


今更だが韓国は車は右側通行だ。


ハングルの読み方を少し学べば、上の一行目が、
ポス トチャケ チョン シガン アンネ、つまりは
「バス到着時間案内」という具合に、頭の中で
凡その日本語にすぐに置き換えることができる。
真ん中の「4분(プン)」は「4分」、4分後に来ます、
という意味だと分かるし、簡単な挨拶や、こういった
バスでのちょっとした移動の際でもハングルを
学んだり慣れたりするきっかけは案外多いのだ。
また右上の隅には10月28日金、時刻16:01とある。


路線図

どのバスに乗るのかは事前に調べ、いくつかのバスに乗っていいと分かってはいたものの、路線図に下車する予定のバス停が載っていないと不安なので、そのバス停名が載っているナンバーのものにした。613の路線図に降りたい「버드내아파트」(ポドゥネアパトゥ?)停留所とあったので、613を待った。


20分近く待った


613に乗車、運転は少し荒めだった。

初めての市内バス乗車はこちらのサイトのおかげできちんとこなせた。
大田駅からしばらくは信号やちょっとした渋滞でなかなか進まなかったが、バス停を4つくらい通過したらスムーズに走り出した。
こりゃ参ったなと思ったのは、上のサイトにもあるような、バスの車内アナウンス「次はXXX。その次はYYY」という韓国語がまったく聞き取れず、車内の電光掲示もどういう要領で読んだらいいのか、またズバリいうが表示内容が分からかったことだ。よって、バスが停まる度に外を見てバス停名を凝視した。
隣に座っていた眼鏡の青年がブザーを押し、次のバス停で降りるそぶりを見せたので通路側に座っていた私は席を立った。青年が降りて行く姿を目で追いバス停名を確認したら、そこが私が降りたいバス停「버드내아파트」だった。気付いたときにはもう遅い、無情にもバスは発車した。
私は慌てて赤いSTOPのブザーを押そうとしたが、先に別の乗客が押した。手荷物を担いで交通カードを胸ポケットから取り出し、降車用ドアの傍の機械にピッと押し当てた。バスは1分くらいして停車し、焦り気味に下車した。


バス停一駅分乗り過ごした…。

まぁいいや、歩いて7・8分ぐらいの距離を乗り過ごしただけだし、市の中心部から少し離れた住宅街の風景を見たり橋の上からバスターミナルを確認できるくらいの余裕があっていいなどと、のほほんと思いつつ道を引き返した。


横断歩道を渡る。影が長くなってきた。


橋を渡って引き返す。


あの建物群が、乗り過ごしたバス停名となっている
아파트アパトゥ(集合住宅のアパート)なのだろう。


遠目にバスが屯っているのが分かった
のでターミナルの場所の見当がついた。


대전서남부터미널(大田西南ターミナル)

「西南(部)」と赤文字で強調されているので分かりやすい。


建物に入った途端、愕然とした。
そのことについては、また次回


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




今年も3m以上になった

去年の皇帝ダリアの根本から側枝が現れ、それが去年以上に伸びた。

蜂が

実はもう一本、皇帝ダリアを植えている。それももう蕾が膨らみ、あとは開花を待つのみとなった。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




プラットホーム


KTXの車内の様子(一般室)

進行方向の席を取りたかったが、すでに埋まっていたようで、初のKTX乗車は逆方向の席となった。
通路側の席だったので、車窓からの風景は見れなかった。
隣の席の青年がポケットWi-Fiだろうか、スマホとは別の縦10cmほどの機械を収納テーブルの上に置き、スマホに懸命に向き合っていて、ときどき電波の感度?が悪いのか右手で機械を触りコトコト音と立てていた。
日本出発前、ポケットWi-Fiをレンタルし空港で受け取ることも検討したが、宿泊施設の無料Wi-Fiだけで通すことにした。せっかくの旅行なので移動中に必要も無いのにスマホ画面を見続けるのはどうかと毎回思うし、それに移動中にその日の出来事をメモ帳に書いているだけでも有意義な時間を過ごせる。


1時間半で대전(Daejeon 大田)に着いた。





大田駅ロビー


規模の大きい駅だ。


10月下旬ゆえ、この時間で日がだいぶ傾いている。

大田市に立ち寄ったのは、大田市から부여(Buyeo 扶余)へ行く市外バスが出ていると知ったからだ。ただ、扶余行きのバスは大田駅から西南西へ6km~7km行った所にある、대전서남부터미널(大田西南ターミナル)から出るので、まずはバスターミナルまで移動せねばならない。


カラオケの要領でマイクを持ち、歌の
パフォーマンスを披露するおじさんがいた。


駅のほうを振り返る


駅前の通りは広く、横断歩道を見つけられなかった



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




地下鉄釜山駅の構内から外へ。

2回分の記事をアップしたが、早速訂正事項がある。
空港の到着ロビーのコンビニCUで店員が私に売った交通系ICカードは cashbee だった、というのが訂正事項だ(笑)。昨日の昼、カードを見ていて「T-money」の文字が一つも見当たらないので気づいた。
旅行中はおろか、帰ってきてから20日以上経ってから判ったわけだが、思い起こすに私はCUの店員に確実に「ティモニカドゥ・ジュセヨ」と伝えたのに、どういうわけじゃ!? cashbeeもT-moneyも区別つかない状態だった私も私だが、店員も店員だ(笑)
まぁ、現地にいる間、cashbeeで支障が生じたわけでなし、地下鉄もバスもスムーズに乗車できたし、コンビニでも使えたので別にいいっちゃいいんだけど。

前回の記事をアップ後、空港の到着ロビーの最初のCUで交通系ICカード本体を買ったついでに「カードにチャージをお願いします」と店員に言ってみてもよかったかもと思った。
ただ、旅行時はこちらの事前情報にある「なぜかチャージはできませんでした」という記述を信じていたのだ。
今はもう、この方の記事の更新日から2年以上経っているわけだし、実際のところは店に直接訊ねてみないと分からない。時間が経てば、過去にできなかったことが今では可能になっていることもザラなのだから。


やっと地下鉄駅構内から出れた


KORAIL(韓国鉄道公社)の
列車が発着する釜山駅だ。

空港とは違い、外国に来たという感じがした。


英語と中国語と日本語による
案内表示もある。とても助かる。

また外へ

一旦チケット売場に行った。대전(Daejeon 大田)へのKTXのチケットを先に購入するつもりだったが、まずはまとまった額の現金のウォンを手にしたくなったので、テキサス通りの両替所がいくつかある路地に行くことにし、駅の外へ。


テキサス通りで両替所を探した。

私の入った両替所の婦人は「1万円が96,000ウォン」と電卓で示してくれた。関空離陸前にスマホで見ていたレートより良かったので、両替所行脚せずにその場で両替した。一万八千円が172,800ウォンとなった。どういうわけか、両替が済んでからパスポート提示を求められた(笑)。


ここにはGS25というコンビニがあった。

列車のチケットを買うために再び釜山駅へ。



釜山駅前の横断歩道の前で、傍のスマホのショップの店先で道行く人に声をかけている男性店員と目が合った。彼は私にスマホケースを渡そうとした。ようはケースのタイプのスマホをお勧めするきっかけづくりだ。
信号待ちをしている間、彼が私に話しかけて来たが、私に韓国語が通じず私が「チョヌン・イルボン・サラミエヨ(私は日本人です)」とたどたどしく言うのを聞いて、あぁとにこやかに納得して他の歩行者に声をかけに行った。私は、「チョヌン・イルボン…」としか言ってなかったように思うが、たぶん雰囲気で分かったんだろうなぁ。


昔の釜山を知る人からすれば
大都市になってるんだろうなぁ。


窓口に並んだ。

並ぶ前に自動券売機を試してみたが、機械は韓国国内発行のCC(クレジットカード)は使用できても国際CCを受け付けないタイプだった。(ガイドブックに拠れば、ソウルでは国際CCでもOKな自動券売機があるようだ)
窓口で대전(Daejeon,大田)と書いた紙とCCを渡し、「KTX,テジョン」と連呼した。14:30発の分かなと思っていたら、14:20の分を買うことができた。日本のCCで普通に買えたのでホッとした。初めて「カムサハムニダ」と伝えた。

ここらで遅い昼食をと思ったものの、交通カードへのチャージもしておきたくなった。駅構内でチャージできるっぽい店が分からなかったので、駅に戻る時に見かけていたCUに早足で向った。
列車発車まであと10分と少しだったのもあり、店員のおばちゃんに20,000ウォンとカードを渡して、충전해주세요.(チュンジョン・ヘ・ジュセヨ.,チャージお願いします)と早口で言った。他のお客さんと長話していたのを中断し、手早くサッとやってくださった。カードを受け取ると「カムサハムニダ」と早口で言い残し店を後にした。列車の時間が迫っていたとはいえ、あんなにせかせかすることも無かったろうにと、今では思う。チャージ金額のレシートも貰い忘れたし。


切符

発着のホーム以外の情報はすべて記されている。釜山から大田まで一般室36,200ウォン。


やっぱり利用者も多い。


自動人形?がグルグル腕を回して案内していた。


電光掲示板で到着列車のホームが
分かる。一応、列車番号も確認した。


私の乗る列車は11番ホームから出る。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




日本を発つ4日前に金券ショップで738円払って7,000ウォンを手にしていた。(本当は8,000ウォンを手にしたかったが、店側が1,000ウォン札を切らしていた)。
事前に調べたところ、韓国では一般的に空港よりも市街の両替所での両替の方が最もレートが良いとの情報を得ていたので、私もそれに習って釜山駅周辺や南浦洞で両替しようと決めていた。
よって空港からの軽電鉄と地下鉄の運賃の分だけを日本から持ち込んでいたのだが、それが7,000ウォンだった。
私の計算では

・T-moneyカード本体で一番安いもので1枚2,500ウォン
・3,000ウォンを軽電鉄と地下鉄の運賃

として、1,500ウォンは余らせるつもりだったのだ。
ところがCUの店員は「カード本体1枚4,000ウォンです」と言う。さっと5,000ウォン札を出してお釣りを貰って、礼儀正しい若い男性店員に挨拶して店を出たが、内心ギャフン!となった。街なかのほかのコンビニはどうか分からないが、少なくともここではその値段の分しか置いていなかった。
現金の総額3,000ウォンのまま、到着ロビーを出て軽電鉄の駅へ向った。

市街への「軽電鉄」の案内表示が左上にある。

釜山金海軽電鉄(空港驛)出入口

改札の手前に自動券売機と各種交通系ICカードへの現金チャージ機があった。何であれカードに現金をチャージ(韓国語では충전チュンジョン(充電)という)しようと、言語表示ボタンを日本語に切り替えてやってみたら、3枚の1,000ウォン札の1枚が古いというか少々ボロっていたせいか、2,000ウォン分しかチャージできない! これじゃ軽電鉄は乗れても次の地下鉄が乗れないじゃないか!と思い、再度試したがダメだった。
ふと横を見るとパスポートを読み込ませてから両替できる自動両替機があったので、日本語表示に切り替えて日本円を両替しようとした。だが、その機械、パスポートを読み込まない! 3回やってもダメだった。
普通なら空港内ロビーの銀行へ千円分でいいので両替しに戻るだろうし、私もそれが手堅くベターな判断だと思う。だが、半分パニくった私の意識はどういうわけかリスクを採る方を選んでしまい、改札に入ってしまった。ボロい札を地下鉄の窓口で交換してもらったらいいと、ただそれだけを考えた。韓国語も英語もろくすっぽできないのにもかかわらずだ。
(もっと冷静になれば上の出入口の画像に左に写っているように、自動券売機のすぐ向かいにコンビニのCUがあるのだから、そこのおじさんに「こちらでチャージできますか?」とか「札を換えていただけませんか?」と頼んでみてもよかったといってもいいだろう。
それにこういう場合に使える表現、바꿔(パッコ)や교환(キョハン)、いずれも大きい額の紙幣を小さい額の紙幣に換えてほしかったり、札を交換してほしいときに使う表現を事前に調べメモもきちんと携帯していたのに、いざそういう事態が起こるとそのメモの存在すら頭の中からとんでしまったのは帰国してからの反省点となった)


軽電鉄で地下鉄への乗換駅でもある沙上駅に
向う。外の風景を撮っているのは私だけだった。

4駅かそこらで沙上駅に着いた。


軽電鉄の沙上駅の改札を出ると、
ここでも現金チャージ機があった。

ダメで元々だし、このチャージ機でボロい1,000ウォン札をチャージしてみたら、受け付けてくれた! 感激のあまり飛び上がりたくなった! この時ばかりはチャージ金額のレシートもきちんと受け取った。カード残額1,700ウォンとレシートに表記されていた。

心的なストレスが半分以下になり緑のラインの地下鉄2号線へ


地下鉄に乗れる興奮のあまりか、画像がブレている


地下鉄の改札。交通カードをピッとかざして入場する。

何も考えず改札で交通カードをピッとやって入場し、プラットホームに向った。

プラットホームはとても清潔だった。


車内にて。画像がブレているが、茶色ラインの
1号線に乗り換えるため路線図で西面駅を確認する。


屋外と異なり車内ではマスク着用率ほぼ100%

座席が空いたので座らせてもらうと、ようやく気分が落ち着いてきた。
でも次の心配が頭をもたげてきた。カード残額1,700ウォンで、地下鉄釜山駅の改札をきちんと出ることができるのか?という心配だ。
1号線への乗り換えのため西面駅で下車したが、この不安ゆえか他の多くの乗客の流れに着いて行きたくなる。乗客の流れはエレベーターがすぐ傍にある改札に流れていった。それで余計な考えが浮かんだ。「乗り換えの際は一旦改札を出ねばならんのか?」という疑心だ。
もちろんそんな必要はないし、これは間違った思考だ。でも情報バイアスというやつなのか、この時は不要かつ誤った情報を自ら集めてしまいそうになった。
人の流れは無視して、茶色の下地に白文字の 1 を目指した。


きちんと周りを見たら乗り換えの表示
茶色の下地に白文字の1があるじゃん。

1号線の西面駅の乗り場

1号線に乗り、あと数駅で地下鉄釜山駅だ。先ほどのカード残額で足りるのか?という不安で心臓の鼓動が落ち着かなくなった。なんというか、神経質に疑いすぎと自覚はすれど、この時はいくら事前情報で「交通カードの場合は地下鉄2区間でも1,500ウォン」と知っていても、もし値上がりしていたら?という不安が拭えず、ネット上の情報はちょくちょく誤っていることがあるし、参考にした先人の旅行記や現地情報も間一髪の差で古くなっているかもしれない、と真剣に思った。
そうこうする内に地下鉄釜山駅に着いた。緊張の一瞬だったが、改札機にカードをピッとやって回転バーを押して回った時の感覚は今でも忘れられない! カードを指に挿んで右腕でガッツポーズをとった。「やったぞ!」と叫びたくなった。

改札を出て、부산역(釜山駅)の表示を目指した。
それにしてももう3軒目、CUとの遭遇率高いな(笑)

以上が、前回の最後にカード本体が4,000ウォンしたことで肝を冷やしたことの顛末だ。
おそらくこの記事を読んでいる方の中には、到着ロビーのコンビニでカード本体を買う際にどうしてクレジットカード(以下、CCと記す)払いしなかったのか?と疑問に思った人もいるだろう。
今時というのもなんだが、実は私はこれまでの外国旅行で、ホテルだろうが博物館であろうが買い物であろうが、極力CC払いを避けてきたのだ。もうICチップ搭載のカードなんだからセキュリティは向上しているし、それにK-ETA取得や宿の予約の時点でネットでCC払いやカード情報を提供しているのに、どうして現地のコンビニでCCカードを出せないのか? という矛盾を衝かれると、単にカード払いに対して不信感をずっと抱き続けていたから、としか答えようがない。日本国内でさえ、身に覚えの無い支払いを請求予定画面では表示されて、それを私自ら指摘するまでカード会社が何も連絡してこなかったことあるし、帰国後にCC払い関連の身に覚えのない請求に悩まされるという、よくある旅のトラブルに見舞われたくなかったというのもある。
また、これまでは現地で現金が必要になったとき、もっぱら(昔あった)「ワールドキャッシュカード」ばかり使っていたというのもある。

たかだか、空港から市街の鉄道駅に向うまでの独り相撲でこれだけの長さになってしまったが、一人旅で冒しがちなあやまちとして誰かの他山の石程度にはなろう。教訓としては

・空港出たら臆することなくCCを使う
・初日の現地通貨分くらい少しくらい多めに両替する(もしくはしておく)

この二つに集約されてしまうだけのことではあるのがちょっぴり悔しいが。ただ、数年ぶりの海外旅行で初めての訪韓、初めての韓国の公共交通機関利用だったのだ。

次回以降も些末なことに長い文章な記事になることがあると思いますが、それでも読んでやろうという心持ちの方は、ぜひお付き合いくださいませ。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




10月末から11月1日まで韓国旅行してきた。

朝の8:30までに関空に着きたかったが、「今朝の4:43頃、日根野-和歌山の間、長滝-新家の間でお客様と列車との接触事故が起こり、日根野-和歌山間の列車の運行を停止しています。お客様には大変ご迷惑を…」というアナウンスが大阪駅に着く手前で流れた。
運航停止している路線は6:20ごろ運転を再開する見込みであり、振り替え輸送の案内もあったが、振り替えの方はいまいち言っていることがよく聞き取れなかった。関空快速を待つ位置には誰も並んでなかったので、改札で訊いてみることにした。
難波まで行って南海を利用して関空への列車に乗ればいいというのは分かったのだが、駅員さんがもう関空快速を出すので、到着時間が大丈夫ならこのままお待ちくださいと言ってくれた。待つことにした。6時50分ごろ、関空快速がやってきた。


淡々と関空に近づいていった。

関空への列車に乗る前は、2020年5月からこの夏までのコロナ禍の締め付けが厳しい期間からすれば、関空へ向かう事ができるならどれだけ素晴らしい気持ちになることだろうと思っていた。が、大阪駅で気温の低い中、40分くらい余計に待たされる結果となり、それなら家を30分遅れて出ても一緒だったと不満が湧き起こったり、関空快速に乗車して座った席の隣の席の大柄のおじさんが文庫本を読んでいて他の乗客のために腰の位置を端に寄ろうとしないのにイラっとし、おじさんが弁天町で降りて行ったあとに私の隣に座った女性が普通にマナーを守っていたことでその振る舞いが異常に素晴らしく感じたりといったことがあると、旅行が始まってしまえば、韓国で買うであろう絵葉書に

「移動の自由を満喫できるって何たる貴重な人類の権利、空港へのアクセスが出来る事がこれほど素晴らしいとは、と、ひしひしと実感しました!」

みたいなことを記そうと思っていたことなど、すっかり飛んでいってしまった。大阪駅からの1時間半の間、空港に着いてからどうするか?どうなるのか?という意識に切り替わってしまった。


関西空港駅の改札を出たら、
ものすごく嬉しい気持ちになる
「予定」だったのだが…。着いて
しまえばこの案内板も何でも
ないものになってしまった。


今回利用するLCCはT1から出る


朝の8時20分とはいえ、やっぱりまだまだ閑散としていた。

チェックインカウンターの近くでおにぎり4個の朝食を摂った。目の前では大きい荷物のラッピングサービスの行列ができていた。


ここでチェックインの手続きを行なった。

スマホが当たり前なご時世で、今更何をいうのか?と思われるかもだが、今回の旅は旅行ガイド書を除く書物や書類を極力ペーパーレスにして臨んだ。私自身、外国旅行でそういったペーパーレスの旅をするのは今回が初めてだ。
よってよくガイド書にあるような、スマホに入れてある飛行機のEチケットのPDFとは別に紙のEチケットを用意しておくようなことをせず、すべてスマホ提示で通した。
その最初の機会のチェックインだったが、カウンターの方にスマホを見てもらい、観光目的で韓国入国に必要なK-ETA取得済みなのも同様に見てもらったら、即完了だった。もちろん大きい荷物を預ける乗客はそれなりに手続きの時間を要していた。
セキュリティを通過した後の出国審査は、もう機械に自分でパスポートの読み込ませて顔認証さえ済めばさっさと通過できる味気ないものだった。2018年にはまだ「出国」のスタンプをわざわざ捺してもらったものだが、もうスタンプ捺してもらいたくてもできないような雰囲気が漂っていた。


搭乗ゲート5、釜山行き10:35

あれに乗るのだ


搭乗開始

搭乗し、席に着いたらなるべくマスクを外さないでください、といったようなアナウンスが韓国語と英語と日本語でなされた。
10:35になったが、なかなか離陸しなかった。「お客様の(搭乗ゲート)到着の遅れにより、離陸時間が遅れてまことに申し訳ございません」とさらに機内アナウンスが…。
こう書くのもなんだが、「誰よ?遅れて来たの?」などと内心思った。飛行機って離陸するまでが意外と長くなるものとはいえ、上の「移動の自由を満喫するって何たる貴重な」という事前の思いなど、ここでも吹き飛んでいた。関空快速の遅れと乗客の遅れに愚痴りたくなったりしたり、釜山駅14時30分発のKTX(韓国の高速鉄道)に乗れなかったらどうしようなどという不安な思いに駆られたりしているうちに、漸く離陸した。11時になっていた。
高度がある程度上がって機体が安定したら、機内で入国カードと税関申告書と、次の黄色いカードが渡された。


健康状態調査票

書き間違えたりしたのでもう1枚もらい、記入を終えてから客室乗務員の方に念のためチェックしてもらった。こういうカードは2020年の春より前は無かったのだろう。
ちなみに2022年10月末の時点で観光目的での韓国入国に必要なものや行なう手続きは以下のとおり
・パスポート
・K-ETAの取得
・Q-CODEの取得
だった。ここでは詳しくは触れないが、これらの取得に必要な手続きについてはさまざまなwebサイトで丁寧に解説してくれている。スマホオンチな私もそれらのサイトを大いに参考にさせてもらった。

なんだかんだで、予定時刻の12時10分に着陸した。着陸前に「(釜山の)金海空港は軍事空港との兼用ですので滑走路及び空港全体が分かる施設の写真及び動画撮影は禁止されています。お客様のご協力をお願いいたします」といったアナウンスがなされ、韓国の国際政治上の事情を察させられた。

着陸してからまずはcovid-19に対する検疫の診査?審査?が待っていた。でも私がスマホと黄色い健康状態調査票を持っていると「Q-CODE →」と表示のあるラインを進むように言われ、Q-CODEのQRコード画面を見せてピッとされたら、さっさと通過できてしまった。
その次は入国審査だ。マスクを外して顔を確認、スマホのK-ETAの承認画面を見てもらい入国カードを出して左右の人差し指の指紋を登録したら、すぐに通過。
税関も申告する物など無いので書類を渡してさっと通過。
行列らしい行列を作らず、あっという間に到着ロビーに出れてしまった…。正直こんなにとんとん拍子にいくとは予想外だった。結局提出しなかった健康状態調査票1枚が手元に残された。

到着ロビーに出て左手を見るとコンビニがあった。

ここは、(事前情報では)数年前まで7イレブンが入っていたが、現在はCUが入っている。ここで、韓国国内のほとんどの地域の公共交通機関やタクシーやコンビニでの支払いに使える交通系ICカードのT-moneyカードを買ったのだが、その値段が事前情報と異なっていたので肝を冷やすことになった。そのことはまた次回


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




晴れてきた











この辺りが第二次朝堂院跡だった気が。










大極殿の南門復元中の時期だった


この東西に第一次朝堂院があったのか。



玉座がある大極殿は儀式や謁見のための
施設だったが、日々の政務・庶政や国儀大礼
が行われる朝堂院での仕事のほうが天子として
より気を遣うことが多かったのではないかと思う。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 前ページ