デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



雪も容赦なく降ったな…

昨日の記事の動画を撮った日、楽器店まで足を運ぼうと南へ。途中、カメラを持っていた者冥利に尽きるジャストのタイミングで、久しぶりに私の好みの雲を見れた。









いつもながら、もっと広い場所で動的な感じで見たいと思ってしまうが、こういった感じの空は頻度が少ないので幸運だと思いたい。

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風をあつめて(1番のみ)

時折雪が止み、短い陽が射すのを見計らって、自分の演奏を録音しました。ちなみに、これまでで最短の動画です(笑)。
はっきりいって先月よりも時間勝負。手がかじかむまでに弾き終えねば!と焦る、この季節であります。また2番以降は未だ覚えておらず、1番まででフェードアウトしています。よろしければ、拙演奏へのご助言をお寄せくださいませ。m(_ _)m

風をあつめて」は、最近ではビールのCMや、映画「ロスト・イン・トランスレーション」などの挿入歌で用いられていましたが、私は楽器部のメンバーのおかげでこの曲の存在を知ることが出来ました。
ちなみに楽器部でも、この曲を練習しているわけですが、私はバンドスコアでいう、Guitar:2のパートを担当しています。担当パートに加え、Guitar:1のパートを弾いてもギター初心者にとっていい練習になると、メンバーのAさんから教わったので練習していたわけですが、最近そればかりやっていて、先日のスタジオ練習では肝心のGuitar:2のパートのなかで、しっかり弾けてない箇所がちらほらあった有様で…ちょっと反省しています…。
しかし、Guitar:1のパートは魅力的で、いつかきちんと最後まで弾ければいいなぁと思っています。

   ***

弊チャンネルの過去の動画もぜひご覧くださいませ~。

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大雪が降ったというのに、未だアップできずにいた秋の写真群のつづきを載せる。


走る(1)



走る(2)



はらう



出現(1)



出現(2)


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前回のダヴィッドの記事でフランス革命期の絵画をすべて紹介しようと思ったが、ダヴィッドだけで記事が埋まってしまった。


ポール・ドラロッシュ「殉教した若い娘」(1855)

ポール・ドラロッシュ(1797-1856)もナポレオンの勇姿を描いた画家の一人で、代表作として「ジェーン・グレイの処刑」という迫真性に満ち、かつ美しい写真のような作品がある。
「殉教した若い娘」のテーマは歴史にまつわるものの、それ自体は不特定な事件を扱っている。絵自体は、ディオクラティアヌス帝の頃のローマ時代に、キリスト教信仰を捨てなかった若い娘が手足を縛られて、ローマのテヴェレ川に投げ込まれ溺死する場面を描いているわけだが、写実性にすぐれた宗教画ともいえるし、背景が暗く蒼い水面に浮かび上がる娘の白い顔と衣装は、悲惨というよりも詩情すら感じさせる。
実はこの絵を見たのは二度目。一度は京都市立美術館にルーヴル美術館展が来たときだった。現地でもとても美しい絵だと思ったが、帰国後に絵について調べると、この絵は画家の最晩年に描かれ、描く前には妻に先立たれて悲しみにくれていたことや、病熱の際に見た幻影からスケッチを重ねていったのが、制作のきっかけや過程にあったのだという。作品を制作する前に画家は「私の作品の中で最も悲しく、最も神聖な作品になるだろう」と友人に書き送った。


プリュードン「西風にさらわれるプシュケ」

ギリシャ神話のアモルとプシュケの話しは、昔から多くの画家が好んで絵のテーマに取り上げたが、プリュードンも話しの序にあたる場面を描いている。
写真では不気味に写っているが、実物はとても官能的な絵だった。


フランス絵画の大作の部屋に、ヴィジェ=ル・ブランの「母と娘」もあった


他にも、レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロ、カラヴァッジョ、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤらの傑作も見て感動したが、撮影禁止だったし、書いていったら膨大な量になるので端折る。だが、検索すれば「モナ・リザ」「洗礼者ヨハネ」「聖アンナと聖母子」「岩窟の聖母」「美しき女庭師の聖母」「聖家族」「冠の聖母」「バルダッザーレ・カスティリオーネ」「聖母の死」「占い師」などの有名絵画は、すぐに出てくるので、きっと「あっ、この作品知ってる!」というものもあるだろう。

それにしても、レオナルドとラファエロとカラヴァッジョの絵は密度濃かったにも関わらず、来館者の殆ど?が「モナ・リザ」に集っていた。私は以前の笑い話を検証したくなった(笑)。

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YouTubeで私がアップした動画の再生回数が、のべ10,200を超えました。
私自身もアップした動画の栄誉等を確認するために再生することはあるものの、100回も再生はしないゆえ、多くの方々からのアクセスが、のべ10,100以上あったことになります。
一重に、動画内ですばらしい演奏・歌で魅せてくれる方々、日ごろよりご覧いただいている方々のおかげです。本当にありがとうございます。
今後とも、よろしくお願いいたします!

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ピキーン

上の写真で、これを撮った日が極寒であったことを、伝えるのは難しいだろうなぁ。
「いかにもそれらしい」寒さを感じさせる要素が無いといえばないかもしれないが、透き通りすぎるほどといっていいぐらい、空気が乾いていて風すらない状態で、太陽が沈む頃の急激な気温降下で、何もかもが一瞬止まったような感じだった。

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tarasuna - 「ひなたぼっこ」

先月の22日、弊ブログでも何度か紹介している、たらすなさんがPubDessharoで定期的に行っているライブ「たらすな会」を聴きに行った。
たらすなさんはご自身のライブや作詞作曲だけでなく、ウクレレ教室も開かれ、さらに紙芝居の効果音制作その他、様々な場面で活躍されている。また活動の場を大阪を中心に据え、かつ様々な地方・地域に広げられている、まことに熱い「イカしたウクレレ野郎(アルバムのタイトル名と…)」なミュージシャンが、たらすなさんなのだ。
これまで何度か、たらすなさんの演奏・オリジナル曲を聴いたが、たらすな会に行ったのは今回が初めて。それも「継続は力なり」という言葉を顕したような、50回目の節目のライブで、ゲストにブルース田中さん、本町靭さんを迎えての大盛況のライブだった。
たらすな会の模様、そしてオリジナリティ溢れる曲の一部はたらすなさんのチャンネルで見ることができるが、弊BLOG(チャンネル)からも一曲、アンコールで歌われた分をアップさせていただいた。曲はローザ・ルクセンブルグが歌っていた「ひなたぼっこ」という名曲。きっと、どこかで聴いたのある情感溢れる熱い曲だ。たらすなさんによる演奏を聴くと、この曲に強い思い入れがあることが、ひしひしと伝わってくる。ぜひ聴いてみてくださいっ!

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ダヴィッド「皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」(1805~07)

これまでにも、ヴィジェ=ル・ブランユベール・ロベールなど、フランス革命に翻弄されつつも生き抜いた画家を紹介したが、革命の真っ只中に活躍し政治にも深く関わった画家といえば、ジャック=ルイ・ダヴィッド(1748-1825)だろう。(ダヴィッドの描いた絵で、最も知られている作品といえば、こちらかもしれない。)


ダヴィッド「自画像」(1794)

彼は若い画家の登竜門であるローマ賞に4回失敗して、25歳のときに初受賞する。ローマ留学中も自分の絵の模索を続け、帰国後は次々と作品をサロンに出品した。その頃はまだフランス革命前で、ダヴィッドは王家や貴族の注文で歴史画や肖像画を描いていたが、革命が近くなってきたころに、王室が望むテーマとは異なった、結果的に共和政に与するようなテーマの絵を無断で描いた。
当然、アカデミーからは目をつけられるが、ダヴィッドは我を通しアカデミー内で既存のアカデミーに不満を持っている人間をまとめる役をひきうけたりして、本人が自覚していたどうかは分からないとはいえ、時代の趨勢に乗るのである。
そして革命が勃発し、ダヴィッドは終始徹底した急進派として行動した。ルイ16世の処刑にも賛成票を投じた。
テルミドールの反動で2度にわたって捕らえられたダヴィッドだが、ナポレオンが台頭し、彼は美術の政治的効用とダヴィッドの力量を知っていたナポレオンの庇護を受けた。そしてナポレオンの帝政を支持し、皇帝の首席画家となった。
しかし、ナポレオン失脚後、彼はベルギーに亡命し、王政復古後のフランスへ戻ってくるように懇願されても断りつづけ、そこで晩年をすごした。

というわけで、簡単にダヴィッドの生涯について書いたが、ダヴィッドが猫の目のような当時の政府にとって、いかに大きい存在であったかは絵を見たらわかると思う。
このブログの画像には無いが、ダヴィッドはナポレオンが台頭する前に、フランス革命で殉教した人物を描いたり、今で言う国会の重要法案可決時の瞬間の絵を残そうとしたりと、本当に政治に密接に絡んでいるのだ。
その究極の形が、一番上にある「皇帝ナポレオン1世と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」だと私は思う。ダヴィッドの代表作だが、ダヴィッド自身が好んだ画風、そしてナポレオンが望んだ「効用」をここまで忠実に表現した作品はないのではないか。ちなみに絵のサイズは縦6m以上・横ほぼ10mで、描かれている総勢200名におよぶ人物で主要な人物が誰なのかすぐに認識できるところなど、歴史画の傑作の名をほしいままにしていると思う。


ダヴィッド「サビニの女たち」(1799)

サビニ女の掠奪については以前プッサンのときにも触れたが、ダヴィッドの絵はサビニの人々が女性たちを取り戻そうとローマに攻め入る場面を描いている。すでにローマ人の妻になっている女性が、争いを制止しようとしているところが印象的だ。そしていかにも古典に学びましたといわんばかりの男性の裸体が、とても映えていた。


ダヴィッド「ホラティウス兄弟の誓い」(1794)

この作品はローマ建国時代がテーマで、ローマとアルバが争っていたとき、各々の国から三兄弟を決闘させて、ローマのホラティウス兄弟の一人が生還し、ローマが勝ったという話しなのだが、、、動乱のフランスでは絵にある古典云々よりも革命の解釈の方で有名だったかもしれないなぁと思う。
ちなみにこの絵のテーマの一つには、ホラティウス兄弟のうちの一人の妻が、闘ったアルバの兄弟を実の兄に持っていたりするという、やるせないものもある。というか、伝説?とはいえ建国にあたっては闘いばっかりしてるのか??ほんま。


ダヴィッド「パリスとヘレネの恋」(1788)

映画「トロイ」の元ネタになった「トロイア戦争」勃発の火種になった二人。この絵の二人の位置や優美なポーズは本当に見事。色使いもとても繊細だった。私はこれも傑作だと思うが、なにせダヴィッドの大作群がある部屋の中では、この作品ですらあまり目立たない。


ダヴィッド「セリジア夫人とその男児の肖像」(1795)

ナポレオン台頭の前、テルミドールの反動で捕らえられたダヴィッドだったが、自由になった際、彼はダヴィッド夫人の妹のセリジア夫人のもとに身を寄せいていたことがある。
身を寄せいていたというより、絵の感じからして、実際、家族と親密にしていたと表現する方が、いいかもしれない。セリジア夫人は、ダヴィッドが上の「ジョゼフィーヌ戴冠」の絵を制作している頃に亡くなったが、彼はおそらく相当悲しんだのではないか。
絵は自然な雰囲気で描かれた心地よい作品だと思うが、実は私はこの絵でダヴィッドという人の名前を知り、それからナポレオンが馬に乗って峠越えする絵と画家の名前が一致したのだ。ダヴィッドへの興味を「セリジア夫人とその男児の肖像」で得たということもあって、館内でもこの絵の前でじっとしている時間が長かったと思う。

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http://jp.youtube.com/watch?v=CSSdOmuj-gA

先日、ふと街で上の旋律を聴いて、一気に昔に返ったような気になった。世代にもよるだろうけど、歌謡界の時代を象徴するような人やヒット曲ってあるなぁと、しみじみ思った。
アイドルとしての松田聖子が流行っていたころ、彼女が歌ったたくさんの唄のなかの、いくつかのヒット曲については、小学校低学年ではあったが歌詞が分からないにも、おぼろげに知っていた。(今聴いてみると、すごく表現力が豊かで隠微な可憐さがあると思う)
しかし、私にとって松田聖子という時代を象徴する旋律は「秘密の花園」みたいだ。子供への刷り込みというには大げさだが、身内が本当によくTVを点けていたからだろう、いつの間にか曲の旋律だけは印象に残っていたのかもしれない。まさに意識下の奥深くに沈んでいた旋律、というべきか。
これまでずっと曲名を知らなかったのは、私自身の関心の低いことや、周りで松田聖子のことを話題にすることが、ほとんどなかったのも理由としてあるだろう。それにしても、曲が流れていた店で、そこにいた年配の方に題名を訊いたら、すぐに答えてくれたのには驚いた。
今も、松田聖子の数々のヒット曲の話題で盛り上がれるという人は、少なくないだろうなぁ。
それにしても、昔の映像って本当に強烈で、見てるこっちが赤面しそう(笑)。表現は過ぎるようだが、コテコテの「ぶりっ子」や聖子ちゃんカットって、ほんまこんなんだったんだといった記憶が思い出されて仕方ない。

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ふぅ。

10月に撮っていた写真。たしか前日が肌寒かったのに、この日は気温が上がって、上着が邪魔になったものだった。


カッ!

下の画像では、近くにいた見知らぬ御仁と雲の形について語った。御仁も少々面倒くさいなぁと思うところを隠そうとせず、おもむろにカメラを取り出して撮っておられた。


ワシの翼のように



刻々と変化したなぁ…。


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