7月17日・梅雨の明けた猛暑の中、東京の都下の出来事だ。
我が「師」を囲んでの第二回の集まりがあったのだ。
昨年およそ30年ぶりに、僕の年代と、その下の年代が中心の集まりが開かれ、2年続けての嬉しい集まりだった。
先生の持っておられた名簿を元に、僕らを中心に置けば、10年前の先輩から、10年後の後輩までと、世代横断の「島田ゼミで学んだ」という限りの、考えるとすごい集まりであった。
遠くは福岡・愛知・群馬・青森とまあ・・たった一夜に集まる「想い」は21世紀に今、すごいことのようにも思えた。
とうに日本人の平均寿命は超えられたか・・しかし、未だに研究心衰えず、「君たち~学びなさい~」と、舌鋒鋭い「島田節」は顕在であった。
「竹橋事件」という、軍の反乱の顛末を、「前近代の民衆運動」から紐解いた、今先生が研究しておられる本が、もうすぐ上梓されるという・・・かくしゃくたる、今もってのお姿に、叱咤もされ、嬉しくもなった。
何より、元気なお姿と、熱い語り口は、側に居るだけで、豊かになった気がした。
僕の賀状の返事にいつも「初心忘れるべからず」と、世阿弥の言葉が直筆で書かれてある。
日々に悩殺され、学びの少ない僕への、叱咤があらためて、身に沁みた・・・・
又会えて嬉しかった!ほんとうに、嬉しかった!
仕掛け人はこの男・・・同学年のK氏である。
昔から色男であったが、今もいい男だ。
「島田ゼミ」とくくった、何世代もの、見知らぬ人たちへ消息を尋ね、参加などの確認や、場所の手配と、頭がさがる思いだ。
感謝だ!!!
昨年来たかったが、都合がつかなかった・・
今年は、参加できた!
と、そんな方も居るだろう。
そして、今年は・・・と、無念の人も居たであろう。
総勢20余人・・・よくまあ、集まったと思う。
面影ある者・僕のように、醜く質量を溜め、やや面影を失った者、そしてお毛毛など、薄くなってな。
30年前を手繰り寄せ、思い出話をしたり、近況を語り合ったりと、話は付きないから不思議。
「体のあそこが痛い・ここが痛い」なんて話が出なかったのは、すんばらしい・・・
「同じ釜の飯」を食った、そんな気安さは、やはり、「自分の今」を内省する厳しさも突きつける。それが、ありがたいなぁ・・と思った。
2年連続会えた者・30年ぶりに会えた者・・・・
先生が、ご健勝で、K氏が健在であれば、来年があるのか!
頼んだよ~~K氏!
満たされた一夜であった。
日々学び。しかり。
集合写真、どれが先生かわからんね?
若々しい。
若々しいのだった・・・
30年ぶりでも、生徒になれるうれしさもあるでよ。