1923年米国ニュージャージー州ニューアーク生まれのジャズ・ピアニストだ。
82年には没している。
40年代初期にデビューし、チャーリー・パーカー、チェット・ベイカー、スタン・ゲッツらとの共演が、彼の名声を産む。
そしてしばらくの間第一線を何故か退く。70年代前半より復帰、復帰の作品群は、また注目を集める。
ホワイトパウエル・立て板に水・流麗なピアノ・・・賛辞とともに、様々な形容が与えられ。
そして又、その流暢なる軽さや、復帰後の耽美な音色は、「カクテル」ライクなピアノと、難し方のしょーろん(評論)家からは、揶揄されもした方である。
貴方にとって、JAZZのピアノは?と僕が問われれば(問う人は居ないが・・・)「アル ヘイグ」!と答える。
初期のスタン ゲッツとの1連の作品群も大好きだ。ホワイト パウエル?そうかもしれない・・パウエルの最良の部分も彼にはある。
が、そこには、マネの無い、ヘイグの深遠が僕には、聞こえるのだ。
復帰後の作品も、どんなに共演の力の不足があろうと、僕にはヘイグのピアノさえあればよかった。
カクテルピアノ?
孤高な後姿で、客の反応など気にもしないような彼の姿が浮かぶ音に、バカな評論をするものもあろう。
夕闇が迫る・昼と夜が役割を交代する、そんな時。
1日の疲れのまま、椅子にもたれかかる。
スイッチを入れたステレオから、ヘイグのピアノが流れ始める。
そう、いつも、その音からは、彼のピアノに向かっている後姿が、僕には見える。
頭の中を、少し空っぽにしてくれるそのピアノで、どんなにか、人は癒されるだろう。
アル ヘイグを聞きなさい・・・・
>アル ヘイグを聞きなさい・・・・
はい、聴きます。
1日の疲れのまま、椅子にまたれかかり、焼酎片手にするめを齧りながらJAZZを聞く。
でも、寒いです。
そちらの暖かさが、恋しくなりました。
なのだ・・・
よかったね。心配だったよ。
まあ、しばし、家族&友人三昧してくださいな。
年明け・待ってるよ~~