館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

マルビナ・レイノルズ  僕の育った音楽Rの仲間達その4。

2016-03-12 06:14:16 | 僕の育った音楽
昨晩、音楽仲間がくも膜下で、危篤と・・連絡が入った。

僕より1歳年上だが、まっすぐないいやつだ。

参ったよ。回復を祈るばかりだ。


土曜は音楽だ。

彼も愛した、音楽だ。






おそらく、日本のフォークシーンでも、マルビナ・レイノルズおばさんを、知る人は、意外に少ないのではないだろうか?

本人の歌唱が、多くのメディアで流れることは無かったし、カバーされた曲も、カバーした本人こそ、その歌で有名にはなったが、その作り手が、もてはやされることは無かったからね。


齢60にしてマルビナレイノルズは若い時の夢、唄歌いになった。

そして、60年代半ば、ベトナム反戦、公民権運動が激しさを増した激動の時代、マルビナお婆ちゃんの唄はピートシーガー、ジョーンバエズといった大物にカバーされ、我が国でも高田渡の「自衛隊に入ろう」の元唄はそうだったし、高石友也がいくつかカバーしステージで歌われたのだった。

決して、美しい声では無かったし、朴訥な歌い方だったが、悲しみに寄り添い、社会に対する警鐘を辛辣な言葉で語る弾き語りは、圧巻で、今でもフォークを歌う人たちに聞いてほしいと思っている。

「雨を汚したのは誰」「ちっちゃな箱」・・・3,11そして福島を思うとき、「雨を汚したのは誰?」と、そのまま、今歌うべき歌のように響き、新自由主義の名の下、格差社会の元、自分さえよければと、「経済・経済」と、幻想に暮らすこの国の国民を思うトキ、「ちいちゃな箱」が浮かんでくる・・・


沁みるなぁ・・・マルビナおばさんの曲はさ・・・

ちなみに・・2011年には福島第一原子力発電所の事故を受けて後にヒポポフォークゲリラと名乗る、ミステリアスでユーモラスな覆面バンドによる「東電に入ろう」という更なる替え歌も登場して話題になった。などという、記事を読んだ。

「雨を汚したのは誰」

「ちっちゃな箱」
コメント (10)
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