僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

 医師への信頼

2008年08月27日 | 心と体と健康と

これまでのブログにも書いたけれど、8月に入ってから、断続的に不整脈が出るようになり、それも従来の不整脈ではない種類のものだったので、循環器では定評のある徳○会病院でホルター心電図などの検査をしてきた。8月10日の夜から11日朝にかけて、夜も寝られないほど激しい動悸がして、11日にも病院へ行ってさらに血液検査をしてもらい、「ためしに」ということで新しい薬ももらった。それ以降、状態は少し収まったけれど、新しい薬はあまり効かないようで、やはり小さな不整脈は断続的に出ていた。そして、一昨日夜、血液検査の結果を聞きに、その病院へ行った。

結果は、これまで飲んでいたシベノールという不整脈の薬の血中濃度が、かなり高い数値を示しており、これはつまり薬が効きすぎているということなのだそうだ。不整脈の薬は、効きすぎると異種の不整脈を新たに生じさせる場合があるという。

「これまで、不整脈薬の血中濃度の検査はしませんでしたか?」
と、医師が尋ねたが、血液サラサラ薬であるワーファリンの血中濃度は、毎月検査しているが、不整脈の薬の血中濃度の検査などはしたことはない、と答えた。
「そうですか…?」と医師は不思議そうに言ったけれど、それまで何人もの開業医や大病院の医師も、去年K大で心臓カテーテル手術をしたときの医師も、一度もそんな検査の話などしていないし、僕も、薬の血中濃度で、その不整脈薬が効いているかどうかをはかる、などという話は初耳である。

「私は、現時点では、今回の断続的な不整脈は、薬の効きすぎだと判断します」
そう言ってくれたこの医師は、やはり、心強かった。
これまで、不整脈ではどんな医師の説明も、僕は納得がいかなかった。
こちらの症状が、よくわかっていないのでは…という医師が多かったし、治療方法もおざなりに処置されていたように思うのである。

さて、そういう経過で、月曜日から、これまで朝晩2回飲んでいたシベノールという薬を、1回に減らした。減らしたら減らしたで、また不整脈の発作が出やすくなるのではないかと不安だけれど、医師の指示に従って様子をみようと思う。これで、断続的不整脈の苦しみから解放される希望もまた湧いてきたというものだ。

これまでは、
「さぁ、ねぇ…。別にどこも問題はありませんけどねぇ」とか、
「少し気にしすぎるのと違います?」みたいなことば
かり言われてきたので、推測でも原因を特定してくれた医師には感謝である。

その医師は、
「不整脈のほかにも、何か調子の悪いとことかありませんか?」
と聞いてくれたので、
「まあ、心臓とは関係ありませんけど、耳鳴りがずっとしています」
と言った。
「え、そうですか。耳鳴りですか。で、耳鼻科には行かれましたか?」
「はい。大手前病院で、TRT療法というのをやっています」
「あ、治療中ですね。はい、はい」
と、パソコンにぱたぱたと打ち込んでいた。

昨年6月初旬の夜、不整脈がひどくなってかかりつけ医へ飛び込んだ際、いくら処置しても収まらないので、医師に入院を勧められ、そこで紹介されたのが今の徳○会病院であった。深夜だったので、宿直の医師が出てきて、丁寧な治療をしてくれ、結局しつこかったその不整脈もちゃんと収まり、入院もせずに帰宅することができた。そのときの医師が、この人だった。

1年ぶりに会ったその医師とは、今月からもう何度も診察でお目にかかっているが、実に受け答えが的確で、僕の話にもじっくりと耳を傾けてくれる。本当にいい人に当たったものだ。患者にとって、医師との相性というか、信頼関係は、何よりも大切である。

僕が去年8月に心臓カテーテル手術をして、それが失敗に終わったことや、9月に耳鳴りが発症したことなどを聞いて、医師は、「この1年間、いろいろなことがあったのですね」としみじみ言った。不整脈に関しては、やっと「この人にまかせよう」という医師にめぐり合った思いである。

一昨日からまる2日経過したが、いまのところ、断続的な不整脈も出ない。
8月に入ってから、2日間も続けて出ないのは、初めてである。

なかなか症状に改善が見られない場合とか、イマイチ医師の説明がよくわからない場合は、早いめに医者(病院)を変えるべきだと、今回つくづく思ったものである。

 

 

 

 

コメント (11)
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