めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

どうしても太ってしまう、現代人の悩み

2016-02-16 15:40:26 | ダイエット

私達の生活で重要な事は、何を摂りいれ何を摂りいれないか、
という事です。
生物としての生きる糧が無くなれば、当然命に関わり、一日たりとも
欠かす訳には行きません。

ときに、何かの目的で絶食したり断食したりすることは有っても

基本的に、毎日、何だかの命の糧を摂りいれなければなりません。
しかしながら、現代人は、生物としての必要量よりも遥かに多くの
食品や薬物を摂りいれているのが問題です。

当然、過剰部分は、身体にとって様々な影響を与え、外見的にも

健康としても、好まない結果を生む事と成るのです。
この問題は、洋の東西を問わず、人類にとって太古の昔からの
悩みの種であり、年代を問わず、人々の心を苦しめます。

しかし、世の中は、この苦しみをわざわざ増長するように出来ています。

街を歩けば、何処を見回しても、美味しそうなものが溢れています。
決してすべては食べられないのは解っていても、全て食べてみたい
欲望が人々の心を苦しめます。
欲望のままに食すれば、その先に待っているのは、自己嫌悪と、
自他ともに認める醜い体型です。

ところが、最近の研究では、この食べると言った行為は、決して

お腹を満たす為ではなく、脳の欲求に過ぎない事が解って来ました。
身体の中からエネルギーが不足して、血糖値が下がって来ると、
脳自体が栄養を要求し、身体の中に、必要量の栄養が摂りいれられ
不足分が満たされるのです。

しかしながら、人類は、脳の進化と共に、この脳からの要求が

身体の必要量を上回る傾向が生まれてきました。
様々な刺激が更なる要求を生み、食欲の中枢にブレーキが利かず
果てしなく食物を要求する人々を生み始めたのです。

食べ物を前にした時だけでなく、世の中のあらゆる刺激が

食欲中枢を刺激し、必要以上の食料を口にする様になったのです。
つまり、人類は脳の発達と共に、大食いと成って来たのです。

動物は、必要量の食を得ると、それ以上は殆ど欲しがりません。

しかし、人間の脳は、止まることを知りません。
私達の生活は豊かになりましたが、様々な知識を知る喜びを
得た以上に、永久に食べ続けたいと言う欲望も育ったのです。

日本人の多くが気にする成人病も、様々な病気にしても

元は、過ぎた食への欲求が成し得た物かも知れません。
太ると言う問題は、単に、健康への警鐘と取られがちですが、
私達人類の、果てしない未知への探求の心が生んだ
進歩の証であるのかも知れません。



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