めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

安全の密約

2017-09-29 16:08:14 | 日本人

いよいよ日本列島は、衆議院選に向けて、慌ただしくなって来ました。
政治家にとって、自らの地位の確保の為に、周りの事など構っては
いられません。まして、本来の、国民に対する義務約束なんかは
どこ吹く風であり、政治家として生き残るために、日本中を駆けずり回り
来るべき選挙の時には、自らの名前に赤いバラを付けられる事に
普段の業務とは考えられない程の熱意と行動力と言えます。

しかしながら、マスコミの取り上げ方にも依りますが、今の日本が
置かれている立場は、選挙をしている場合では無い様にも思えます。
ほんの数週間前には、ミサイルが日本列島を横切り、世界中が
緊張感で包まれたのに、今では、何事もなかったかのように、
秋空の下、解散総選挙に集中しています。
もし、今、突然に戦争の火蓋が開いたとしたら、一体日本は、
日本人は、どうやってその危機から命を守れるのでしょう。

テレビに映し出される政治家の話題と言えば、100%総選挙と言っても
良い程の、国民の危機なんか、どの政治家の頭にもない状態です。
当然、ニュースの中心は総選挙であり、その後の、北朝鮮問題は、
まるで過去の出来事の様な扱いです。
戦略的に考えたら、国内体制が不安定な時に攻め込めば、戦いは
絶対に有利であり、今は、少しでも防衛体制を整え、国民の
安全に対する具体的な行動を考える時期とも言えます。

それとも、この総選挙が終わるまでは、戦争を仕掛けないと言う
密約でも交わされているとでも言うのでしょうか。
国民の不安が一向に解消されないまま、ただ、その時が来るかもと言う
危機感を募らせて生活して行くと言う事は、平和な日本にとって
決して望ましい事とは言えません。


しかしながら、考えると、金正恩もトランプも安倍総理も、全く
違う立場に居るとは言え、本質的に非常によく似た政治家たちと言えます。
三人共、国民に対して全く耳を貸そうとせず、自分の考えに賛同する人達や
イエスマンしか認めません。
行動、言動が、国民を代表していると言えるものは無く、常にマイペース
であるだけでなく、国の代表と言いながら、国民の意見を受け入れず、
極めて独断的な行動言動が目立ちます。

今回の総選挙に関しても、何故この時期に行おうとしているのか、
最近の自民党に対する国民の懐疑的な見方や自民党の求心力の低下を
一掃し、新たなる体制固めを行おうとしているのでは、とも考えられますが、
世論の見方を考えると、決して自民党大勝を想像していないはずなのに、
これは、単なる個人的な疑惑不信を払拭するためのものでは無いかと
疑いたくなります。

とは言え、総選挙までの間、極東地域が戦争と成る可能性は無いと
断定できるのでしょうか。
ひょっとして、北朝鮮は、アメリカと一発触発の状態で、いかなる
話し合いにも応じない状態であっても、日本とは、何だかの密約が
交わされているのかもしれません。

一度戦争とも成れば、日本が受ける被害は甚大であると予想されます。
そうなれば、日本と北朝鮮の関係は、一気に犬猿の仲と成り、その後
長く憎しみの歴史が続き、将来的にも日本が北朝鮮に対し、様々な
圧力を加え、更には、同じ痛み苦しみを与えんと、巨大軍事国家に
変わってしまう可能性が有るとしているのでしょうか。

憎っくきアメリカを殲滅せんと考えるのは、少なくとも近隣所国に
常駐するアメリカに対する考えです。
アメリカを倒そうとして、日本国民を敵に回したとした時のリスクは
将来的に非常に大きい事も解っていると思われます。

そんな中、核ミサイル開発によるアメリカなど、大国との対等の
関係を求める北朝鮮にとって、戦争を起こす事に依る日本との関係悪化は
例え核により世界的に脅威の対象と成ったとしても、隣国に、憎しみを持つ
近代国家が有る事は、将来的に、足元から自分達の地位を危うくする
可能性が有るのです。

憎しみから北朝鮮に向ける核ミサイルを日本が開発した時、その時は
周辺国だけでなく世界中の核保有国から標的にされかねないのです。
それ程までの大きなリスクを背負ってまで、日本にミサイルを撃ち込むとは
考えられないのです。
つまり、アメリカに脅しを掛けつつも、日本との関係を、これまでと同じく
直接戦果を交える関係にはしたくないと言うのが本音なのかもしれません。

既に、ミサイルは、北米にまで届くまでになりました。

いつでも、アメリカ本土を破壊できると言う恒久的な脅しの材料は出来たのです。
今にも戦争を起こさんとする恐怖を世界中に与える事に依って、自分達の
立場を守り、国の復興に対する援助を引き出そうとしているのかも知れません。

そんな中、日本を敵に回し、将来的に、自国の安全を危惧しなければならないとは

そこまで行くと、これまでのミサイル計画の目的が、達成されないかも知れず
内心、身近な国々に対しては、本心を伝えているのかもしれません。
そこで、金正恩と安部総理に依る、極秘の密約が有ったのかもしれません。
そう、日本へは、絶対ミサイルは撃ち込まない、と言う、極秘のやり取りが
存在したのかもしれません。

そう考えると、日本政府の、これまでの対応があれ程にも幼稚で子供だましと
思われた理由が解ります。
つまり、どんなにミサイルが日本上空を飛び交おうが、絶対に、日本へは
ミサイルは撃ち込まないとする密約です。
何の役にも立たないアラート、ミサイルから逃れるシェルターを作ると言った
笑い話にしかならない公約を掲げようとするのも、本気で国民を守らなくても
日本には、ミサイルが飛んでこないと言う確信が有ったからなのかも知れません。

つまり、国民に対して何の対策も講じず、のんきに総選挙が出来るのも

密約があるからこそなのかもしれません。
ただ、その事を国民に伝えれば、戦略上、北朝鮮の思惑通りに成らず、
更には、短絡的なトランプをけん制する事にもならないからかも知れません。
私達日本国民は、何も心配しなくていいから、総選挙が出来るのかもしれません。
しかし、もし、これが、本当に、安倍内閣の独断で有ったとすれば、
私達日本人は、とんでもない独裁者に命を預けているのかも知れません。





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