めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

メルヘンチックな街並みと話題の映画

2014-02-15 17:54:51 | 高齢化社会

溶けきれない雪が残る中、風邪がまだ治りません。
もうすでに10日にならんとしているのに、熱は下がっても
一向に咳が止まりません。
毎日嗽を欠かさず、市販の薬は3種類も飲んで、できるだけ大人しく
健康な生活を送っているのに、今だ冷たい風が流れると
気管支の奥から周囲が心配するほどの嫌な咳が突出してきます。

睡眠も十分にとっていることから、体力は十分に回復しているので
昼過ぎに外出となりました。
何処に行こうかと思いつつも、喉には潮風が良いと思ったのですが、
すでにお昼過ぎ、遠出をするには遅すぎます。

そんな訳で、近場のお台場に出かける事となりました。
我が家からはバスと電車を乗り継いで40分程、2時過ぎには
寒風吹き付けるお台場に降りたちました。

海に近いだけあって、寒さは強烈。直ぐに建物の中に避難となりました。
一年ぶりにブラブラと沢山のお店の並ぶビーナスフォートに入って行くと
地中海の辺りの街並みを模したメルヘンチックなストリートに
今流行の可愛らしい店や屋台が連なり、のんびりと歩く石畳状の通路が
外の寒さをすっかりと忘れさせてくれました。

何の目的も無くやってきたので、久しぶりに映画を見てみようと思い
お台場のメディアージュへ足を運びました。
映画を見るときはいつも妻と一緒なのですが、今回は数年ぶりで1人で
夕飯までの時間をつぶす事となりました。

一昨日ヨーロッパの映画祭で日本の若い女優が賞を獲ったと言うのを
小耳にはさんでいたので、どんなものか久しぶりの邦画でした。
この日最終回の上映だったので、観客も少なくて見やすいだろうと思い
少し早めに館内に入ってみると、誰もいません。

結局上映時間になっても、観客は私と男女のカップルが二人でした。
今話題の映画に三人とは、喜んでいいのかどうか、今の日本映画界が
少し心配になったのも事実です。

ともかく、映画が始まりゆったりと楽しんでいると、
突然、ズボンのポケットの中の携帯電話がブーブーと音を立てる。
しまった! バイブにしたままで切っていなかった。
鈍い音が館内に響き、思わず恐縮。
慌ててスウィッチを切ろうとボタンを押すと、
今度は、ライトが点灯、周囲に光が広がった。
もう、パニックである。
大慌てでズボンのポケットに押し込み、辺りを見渡すと、
遠くに二人の人影が何事もなかったように画面を見ていました。
助かった!

私の周囲には誰もいなかったのが幸いして、ホッと胸をなでおろしました。
映画は平和な日本の一家が戦争に巻き込まれていく様子を
1人の老女の回想によって描かれていましたが、懐かしい風景や
様々な日本の風習が描かれていて、海外の人々にも
興味深い映画となった様に思えました。
映画を観終わると外は真っ暗、レインボーブリッジと東京の夜景が
寒空に浮かび上がり、多くの人達が足早に家路へと急いでいました。

   深い海の様な回廊

   噴水広場

   神秘の光が降りたつ


   光の環の下で

 


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