めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

コレステロールで国民を惑わさないで!

2015-08-19 12:27:30 | 食生活

厚生労働省が、今回、食事摂取基準に関して、コレステロールの
基準を撤廃しました。
これまで、官民挙げて、会社学校関係が、こぞってコレステロールの
値を下げるべく、様々な試みを行なって来ました。

それに伴い、国民の多くが、家族や自分のコレステロール値を
いかに下げて、健康な生活を送るかに努力してきました。
食事制限をし、食べたい物をグッと堪えて、健康値と言う数字の為に
どれ程多くの人々が苦労してきたでしょうか。

しかしながら、この、発表は、一体、何なのでしょうか!?
更には、動脈硬化学会は、コレステロールを下げる事に、食事制限を
行なう事は効果が無い事を発表しました。
心筋梗塞や動脈硬化のリスクを下げるために、コレステロールを下げるべく
大幅な食事制限を推進していたこの機関も、手のひらを返すような発表です。

一体、この国の医療基準はどうなっているのでしょうか!?
いつも、翻ろうされ、リスクを負わされ、振り回されるのは国民です。
国から発表される医療基準は、人々の生活基準と成り、その為には
食べたい物も我慢して、数字に合うべく生活を送るのです。

私達は健康と言う魔法の言葉を信じて、多くの医療費を払ったり
生活に制限を設けたりして頑張って来たのです。
成人病のリスクを下げる為、具体的にウエストの数字を挙げると
その数字を巡って、社会が会社が人々が動きます。
数字の上下に一喜一憂し、その数字が会社での自分の存在価値にも
成りかねない状態にもなったのです。

しかし、この数値も、いつの間にか曖昧になり、多くの人々の努力と
苦悩は、一体何の為だったのか、今回と同じく何処に怒りを向けていいのか
国民すべての不信感を増すだけにしかなりません。

この、医療操作とも言えるこの数字のマジックは、その都度人々を惑わし
国民にストレスを与えるだけになっている事を、国は理解しているのでしょうか。
しかしながら、国民すべてが怒っているとは言えません。
この様な数字を、願ってもみないのが、医療関係、薬品関係の機関です。
数字が上がろうが下がろうが、それに関連した新薬や新製品が生まれ
莫大なるお金が流れるのです。
そして、その見返りが執行部に流れる、、、と言ったらいけないかもしれませんが
世の中のからくりは、けっこう昔から変わらないのです。

様々なダイエット商品や食品が生まれて消えて行く様に、その都度、
私達は、信じて買い求めたり試みたりするものです。
しかし、後になって考えると、多くの物が笑い話になってしまい
どうしてあの時、あんなにも夢中になってしまったのかと思うものです。

一日卵一個で我慢していた人、お寿司屋さんに行って、、イカやイクラを
我慢していた人達、子供たちの脂の乗ったカルビを横目にしながら、
赤身のロースを食べていたお父さん、さあ、これからは自由に食べていいですよ!!
って、余りにもバカにしてんじゃないよ!!と言いたいものです。

例え医者の見解であっても、これ程にも二転三転すると、一体何を信じていいのか
思い悩んでしまいます。
そろそろ、私達は、健康と言う妄想から脱却しなければならない時期なのかも知れません。
様々な情報が錯綜する現代、やはり、自分の身体で感じて、その都度、何が自分にとって
本当に必要なのか、五感でしっかりと判断できなければならないと思います。




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