めぐろのめばる

目黒川近辺で日本の四季を楽しみ、未来の日本を憂う。
かつての美しい日本と日本人がいかに素晴らしかったかを思う。

本当に健康に100歳まで健康に生きる為には

2018-12-12 18:01:06 | 日本人

私達は、見ないものへの恐怖、未知への怖れを抱いて生きています。
環境の変化に非常に弱く、簡単に病に伏したり、命を落とす事も有ります。
生物の頂点に立っているとはいえ、私達人類は、様々な心と身体への
セーフガードを持って生きていると言えます。
知能は、著しく発達していると言っても、裸で生きる事は出来ず、
着衣を身に付けたり、環境を変えたりする事で身を守り、生きる為の
様々な条件を整える事で、次第に寿命も長らえる様に成りました。

日本人に於いては、今や100歳まで生きる生涯設計を考える時代と成り
長い人生を如何に豊かに過ごすかが大きな課題と成って来ました。
とは言え、二けたに近づかんとする人生も、誰もが、幸せであるかと言えば
多くの人が心も身体も病むことなく生きる事は殆ど不可能と言えるのです。
その為、国民にとっては、如何に健康で長生きできるかが大きな問題であり
テレビのゴールデンタイムに連日流される健康番組は、高視聴率を確保し
その他の娯楽番組を凌ぐ勢いです。

誰もが、日々健康に対して深い関心を持っていて、中高年と言わず
若い人達であっても、健康対策に多くの時間とお金を費やしています。
健康と言うテーマを前面に出せば、国民の興味を引くとあって、
あらゆる国内産業が、何だかの健康をテーマにした商品を売り出す事で
大きな利益を得ています。
特に、高齢化が問題と成る昨今、増え続ける高齢者の健康に対する思いは
非常に強いものがあり、いかなる事を行えば、いかなる物を食べれば、
長生きできるかと言う事が、常に話題と成っています。

しかし、いつの時代も振り返って見ると、健康に関する常識は
いつの間にか非常識と成ってしまう事が多く、その時、多くの国民が
必至に成って行っていたことが、今に成れば、笑い話の様に成っている
場合が少なくないのです。
最近では、医学の進歩?なのか、過去の常識が頻繁に非常識と成る為
間違いであったと言わず、新常識として国民に納得させようとしています。

とは言っても、医者や有識者が国民に薦める事は正しい事であり、
言われた通り守れば、健康に成ると考えるのが、多くの日本人の
常識とも言えるのです。
情報を元に、様々な器具を買ったり、食品を大量に摂取したり、
健康に成る為の運動を必至にしたりと、多くの国民が、時間とお金を
費やす事で、健康で長生きできると信じたのです。

しかしながら、後になったとしても、それが無駄で有ったり間違いで
有ったと言われても、その費やされたお金と時間は返って来ません。
この事は、将来、現在私達がメディアを通して行っている様々な健康法が
実は、無駄で有ったり間違っている可能性があると言う事です。

では、一体、この情報は何のために流されたのか、この情報で利益を得たのは
誰だったのかと考えれば、健康法を流した人達と、その健康法にあやかって
ビジネスを創り上げた人達であったと言えます。
ファッションの様に、いつの世も、多くの国民は、情報に振り回され
誰かの利益の為に時間とお金を費やしていると言えるのです。

そう考えると、健康法は、自分の為ではなく、それを発案した人や
情報を流した人、そして、それをビジネスとした人達を潤した
と言えるのです。
如何に庶民は、本当の健康法を知らないし、健康とは一体何なのか
が解っていないと言えるのです。
この事は、私達が生きて行く上で、自分の身体にとって、本当は何が大切か
自分自身が一体何を求めているかが解っていない事を示しています。

当然、100歳まで生きる時代と成ったとしても、殆どの人が、如何に生きるか
長い老後をどの様に過ごしたらいいのかが解らず、メディアの情報を信じて
またもや健康法と同じく、時間とお金を費やす事と成るのです。

人の身体は、心と同じく、様々なタイプや特性があり、同じ様な身体であっても
生まれてきた時からそれまでの環境や持って生まれた体質により、誰もが一様な
身体をしているのではなく、医学的に人類の身体の共通性を持って、治療や
健康法を提示しているだけで有って、実験的に出た結果をもって、誰にでも
有効とは言えず、多くの場合、必ず、副作用が伴って来るのです。

必要以上の薬品を体内に取り込む事で、健康に成ると言うより、一時的な
病を治そうと使われた薬や治療法が、患者の持っている多くの機能を傷つけたり
体質を変えてしまったりして、長い目で見れば、薬害と成っている事も多いのです。

今や、高齢者と成れば、数種類の薬品を毎日摂取している事は珍しくなく、
一日中、食事の度に数種類の薬品を摂り入れている人が多いです。
医者にしてみれば、薬の効能は実験や臨床例を見れば正しいと思いがちですが、
特定の病に効くとされる薬品の多くは、健全な身体の様々な器官を痛めている事が
とても多く、目的の部分の治療が成されれば、それに関連した多くの副作用は
無視してしまう事が多いのです。
その為、薬物投与を受け続けれれば、多くの化学薬品が体内の入る事で
それに伴う弊害が多く成り、治療しているとしながら、次第に身体が萎え
健康を害している高齢者はとても多いと言えるのです。

多くの患者は、医者は正しい事を行っているから、言われた通り行っていれば
健康に成ると頑なに信じていますが、目的の部分は癒えても、治療に依る
その他の部分が、薬の投与によって健康被害を生じている事が多いのです。
健康法と同じく、医療の場に於いても、過去の常識が非常識と成っている事は
とても多いのです。

近年、セカンドオピニオンの重要性が叫ばれる背景には、医者の判断には個人差があり
間違って治療されたり、必要でない薬を投与される例があるからです。
国民の知識が専門家に対して低い事も問題と言えるのですが、もっと大きな問題は
国民が本当の事を知らなかったり、医者の行いの間違いを正す事が出来ない事で
無駄な治療を受けたり、逆に健康被害を受けたりする事です。
この事は、健康番組が国民に与える影響と同じ問題と言えて
視聴者や庶民は、例え医者で有っても、信ずる事で大きな被害を受ける事があると
言えるのです。

大切な事は、自分自身をもっとよく知ると言う事です。
医学的知識や健康知識を持つと言う事ではなく、一体自分は、どの様な人生を歩み
どの様な身体を求めているかと言う事をシッカリと自覚する事です。
テレビで健康法が伝えられたら、そのまま受け入れれば、健康に成ると思うのでなく
自分にとって、その健康法が本当に求めている身体と心を満たす物であるのか
しかりと自問する事が大切なのです。

ただ、身体に良いからと言って、テーブルの上に様々な健康食品やサプリメントを
並べて常用していれば、健康に成ると言うのは大きな間違いである事を
知っていなければならないのです。多くの健康成分を持っている食品であっても
しかも大量に摂取すればより健康に成ると言うのは、コマーシャルの請け負いであり
身体に吸収される量が人によって決まっている事から、必要以上に取れば害になる
位の事は覚えておかなければ成りません。

基本的に、健康に生きるには、普通の食事を定期的に身体が求めるだけ摂れば
殆ど事足りていて、それ以上に摂取したとしても、体外に排出されるだけなのです。
コマーシャルの謳い文句にそそのかされて、直ぐに買い求める人達に、本当の
健康は訪れず、多量摂取による健康被害や、カロリー過多に依る肥満を促進するだけで
喜ぶのは、健康商品を売っている業者だけなのです。

人間の身体は、とても素晴らしく出来ていて、無理なくストレスの無い生活を続け
適度の食事と睡眠、そして個人個人の身体に合った運動をしていれば、殆どの
病気は発症しないのです。
個人個人が持つ体質に合わせた日常を送っていれば、殆ど病気に苦しむことなく
自らの免疫作用で、健康な毎日が送れる様に出来ているのです。

多くの人が、身体を壊し、病に伏してしまうのは、自分自身に合わない生活を送ったり
他人の生活を真似したり、もっともらしい情報を過信したり、自分自身の心と身体に
耳を傾けないで、自らがストレスを与えているから、身体が病気をもって訴えるのです。
まして、健康に成るからと、情報番組で披露される最新情報に飛びついていては
発案者の提案に対するモルモット実験を自ら志願している様なものです。

自分の心と身体によく無い事を行っていて、その代償を、健康番組で補おうとする事は
とても甘い考えであり、自らの身体を自らが痛めつけ、更には、新情報で傷を大きく
している様なものです。
多くの日本人は、自分の考えも行動も、本当に自分の為に成るとして行っているのではなく
テレビ等のメディア情報に従って動かされていると言っても過言ではないのです。

本当に必要でないものを買ったり、身体にとって要らない食品を摂りいれたり、
まるで、ファションに振り回される様に、自分の健康管理を他人に任せすぎと言えます。
誰もが食べ物の嗜好が在る様に、自分の身体は、決して他の人と同じではないのです。
人が楽しいから、美味しいと言うから、自分も同じ思いが出来ると思う事が間違いです。
本当に自分が欲しているものは何なのか、その量は数は、人によって違うのが当たり前です。

素敵なタレントが着ている服を自分が着た時、同じ様に素敵に見える事は殆ど有りません。
ただ、有名人が着ていたという満足感であり、自分に合っているとは言えません。
この事は、健康管理に対しても同じ事であり、膨大なる情報の中から、如何に、
自分にとって相応しい物であるかを自分自身の気持ちで判断できる事が重要です。
例え医者の言う事でも、自分にとって良く無い事も数多くあるのです。
何でも手に入る時代だからこそ、自分にとって一番適している物を身に付け摂取する事が
一番大切な事と言えるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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