羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

昭和の香りの隠れ部屋

2010年08月06日 11時41分58秒 | Weblog
 毎年、冬と夏に行っていた片付けも、今年で三年となった。
 昨日、出入りの大工さん一名、その知り合い木工所の主人と息子さんの三名が助っ人として登場。
 御蔭で片付けの第一弾のうち三分の二が終了した。あとは来年の冬に残りの部分に手をつけると、一応、蔵の一階はほぼ一段落がつく。
 二階に関しては、来年以降に先延ばしすることにした。

 自分専用の物置兼‘隠れ部屋’が、ほぼ用意できた。
 といっても私の趣味が生きている部屋ではない。お金はかけず、ひとまずそこから出すものとそこに入れるものの移動を行ったのが昨日の作業だった。

 母が祖父にもらったという戦前の箪笥に本箱(この本箱は、野口先生の御宅にも同じようなものがあっって、茶器入れになさっておられた)。それからガタガタになっている鏡台。戦争に突入すると材料がなくなることを見越して、つくらせたものらしい。これらは同時代なので、雰囲気は共通している。しかしさすがに戦争をかいくぐっているだけに傷んでいるのだが、母が頑として捨てることを許さなかった。

 で、隠れ部屋には、以前使っていてクリーニングしてあった六畳用花柄カーペット敷いた。そこにアップライトピアノ、楽譜入れ、クラビコードを乗せた。棚が吊ってあるので本や楽譜がたっぷり収納できる。とにかくここにあったものを捨てるのに三年かかりだった。
 たすけたのは思ったより綺麗だったソファベットだ。昼寝もできる、という予測からだ。

 外界から遮断された静かな空間だ。難点は壁が厚過ぎることと穴を開けたら意味がなくなる理由から、クーラー設置できないこと。酷暑の午後は辛いものがある。
 しかし、今日の午前中は涼しくほっとできる状態だった。
 大正十五年、昭和元年に作られた建物は今年で八十四歳になるだけに、昭和の匂いがプンプンしていること。
 
 昨日で、本年度の片付けは一まず終了することにした。
 これから他の方の手が借りられる状況に到達した。
 ご苦労様でした。

 兎にも角にも昭和の香りたっぷりの隠れ部屋かな。
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