羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

湯気もご馳走 鍋物の話

2009年12月19日 08時03分19秒 | Weblog
 昨日の東京の湿度は20%~10%へと下がったらしい。
 どうりで渋谷から帰宅して、まず熱いお茶を呑みたかった。
 それほど咽喉が渇くのはこの冬はじめてのことだ、と思う。

 さすれば夕餉は勿論のこと鍋である。
 丁度、珍しいものをいただいてあった。‘長崎浪漫工房’と名付けられたソーセージである。九州産豚肉に海老入り、同じく豚肉に帆立入りの二種類。鰹だしで味付けし、そこに長ねぎ+牛蒡+パセリ等も練りこんだもの。薀蓄を読むと《鍋物でご賞味あれ》とある。

 大根、生椎茸、春菊だけでは、全体の色合いが寂しいので飾りの人参を加え、鰹だしで味をつけた。意識的に豆腐は入れないことにした。
 あと用意するものは、溶きカラシと柚。葱も意識的に避けてみた。
 正解であった。酸味に辛味が加わっただけで、ソーセージも野菜も味がキリッと引き締まって、だしが効いた熱々の汁を呑みながらご飯がすすむ。
 最後には飯茶碗に三分の一ほど残したご飯に汁をかけて、香の物をアクセントにさらさらとかきこんでしまう切りのよさも捨てがたい味わいである。
 そしてなにより渇いた咽喉に湯気がご馳走。

 とりわけ下ごしらえさえしておけば、調理が楽なだけでもすぐれものである。
 さらにはメインは土鍋一つですむので、洗い物が少ないのも嬉しい。
 
 西高東低、東京の‘カラカラ冬’本番はこれからである。
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