羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

中途半端はダメよってこと?

2007年08月24日 14時50分24秒 | Weblog
 日経新聞が首都圏に住む二十代の若者対象にアンケートを実施した。
 車は買わない・酒も飲まない・貯蓄には熱心・休日は掃除洗濯など家事をする、という結果が出たそうだ。
 地味で堅実な生活を好む傾向がうかがえると、最後にコメントがのっていた。
 8月22日、日経新聞朝刊・総合欄。
 
 車を買って買えないわけではないだろう。しかし、車を維持するには税金からはじまって駐車場やガソリン代や車検等々、維持費がかかる。
 エコライフへの意識も、高いかもしれない。
 いちばんは、将来への不安だろう。年金のずさんさを知れば、不安にならない方がおかしい。

 しかし、そうした若者の生活意識を、手放しで喜べない私は変なのかな。
 チマチマして生気が欠如しているアンケート結果のように、正直なところ思えてならない。
 ひとえにこのような社会不安を作り出した大人の責任は大きい。
 
 別の記事だが、三越と伊勢丹が経営統合する記事も、連日、誌面をにぎわせている。大正14年生まれの母は、この記事を食い入るように読んでいる。
 読み終わると、溜め息をついている。
「あの三越と伊勢丹がね……」
 双方の競争をずっと見てきただけに、こうした時代の変化におどろおどろしいものを感じるようだ。
「中途半端はダメよっていうわけ?」
 なかなかのコメント呟いている。

 一兆円という額に対して、まったく感覚は持ち合わせていない。
 大企業として生き残るか、知る人ぞ知る範囲で生き残るか、ここでも資本格差は広がっていく。

 そんな時代に、堅実な20代の意識というのが、なんとなくしっくり来ないのだが。まさか貯金ができたら、それを元手に投資なんてことを考えているわけでもないだろうし。

 なんだかなぁ~、腑に落ちないものがあるのは、私だけだろうか。
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