羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

これからの一つのミッション

2007年10月07日 20時05分42秒 | Weblog
 演奏家の身体というのは、相当に問題が出てくる。
 武術や武道、スポーツ系の人々のような大きな怪我はないが、日々忍び寄ってあるとき腱鞘炎や肩こりやその他神経的に問題が起こっていることに気づく。

 日本には整体治療・マッサージ・鍼灸等々のよい先生がそろっていると聞く。とくに音楽家のためのということではないが、そうした評判をとるところには予約が殺到する。
 悪いところを根治させるということではない。したがっていい先生に出会うと、通い続けることで演奏を続けている人は多い。

 どんな楽器でもプロとなると練習時間が素人は比べ物にならないくらいに長い時間を必要とする。練習こそ命なのだから。当然、偏った身体の使いかたによる、問題が起こらないほうが不思議だ。

 芸術家は其の上個性も強い。思い込みも激しい。感情の起伏も大きくて常人とは相当に違う感性のなかで生きている。むしろ常識人になるといい演奏は望めないかもしれない。そういった人格的なもんだいからも身体に変調をきたすこともある。

 こういった演奏家の身体といったテーマに取り組むのも、これからの野口体操のひとつのミッションかもしれない。
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