野口三千三先生の貝殻収集。
その中に、ボリビアの貝貨がある。
大きく重く、実に立派である。
日常生活で使用できる大きさではなく、これは権威の象徴・財力の象徴だろうと、思われる。
タコは殻を脱ぎ捨てた生き物。
「頭足類の進化は、タコに可能性の塊のような身体を授けた」『タコの心身問題』より
得た自由さ・奇想天外な動き(泳ぎ)を、見ているうちに美しいと思うようになった。
丸ごと全身で呼吸をしている姿は、呼吸本来のあり方を教えてくれる。
タコと出会って、進化の面白さを知った。
それは億年単位の進化だが、八景島シーパラダイスのアクア・ミュージアムで出会ったタコの大きさから、イメージできる貝殻が、ボリビアの貝貨だった。
殻を捨てる、殻を脱ぐ、殻を破る・・・・そこから始まった。
そこで危険から身を守るために、高い知能を得た。足ではなく、腕と呼ばれる8本の隅々まで含めてからだ全体が「脳」になったのだ。
自由に形を変え、自由に色を変える擬態を獲得した。
なーるほど!
本日の朝日カルチャー「野口体操」には、この貝貨幣とビデオ映像を見ていただくつもりで準備した。
野口体操の動きが楽になること請け合いなし!
と言いたいところだが、誰にでもその境地が訪れる可能性は、ある?ない?
殻を脱いでみると、楽になることは、確か!
この頃の私、です。
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