羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

手記を読む

2022年09月02日 05時32分38秒 | Weblog
『岡倉士朗演劇論集 ー 演出者の仕事』
最後に掲載されている「手記」を読んだ。
352ページから413ページ及ぶ詳細な内容。
どのような本を読み、何を演出し、劇団にいくらお金を注ぎ込んだのか等々、克明に記されている。
最後の日付は、昭和16年4月30日とある。
新劇の内情が、内側の人間しか書けない内情が、この61ページから読み取れる。
岡倉さんが読まれた本は、三康図書館で本日まで開かれている ミニ展示「憲秩紊本(閲覧禁止本)(図書館員が命懸けで憲兵から守った本)」ばかりであった。
野口三千三からは、柔らかな方だったと聞く。
次女の方からは、無邪気な父だったとも聞く。

その一方で、壮絶な芝居人生を想う。

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