羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

銀座の蛇の物語 とりあえずの最終回

2006年04月22日 20時38分54秒 | Weblog
 今日、朝日カルチャー土曜日クラスの教室は、大騒ぎだった。
 実際に「銀座の蛇」の復元第一歩を見せていただけたからだった。
 やっぱり折っていらしたのは、女性だった。
 なんとも緻密な設計図や、手順、スケッチ等々、蛇と共に資料つくりもしてきて下さった。
 しっかりつくり方を教わり、注意点まで指導を受けた。
 感動! の一言であった。

 ここまで一週間で折りあげてしまうとは、驚異である。
 ほんとうにすばらしい行動をありがとうございます。

 蛇腹と動きの関係も浮き彫りにされたし、これまで気がつかなかった問題が見えてきたこと・つながってきたことは、貴重な体験である。
 野口体操を継承するということは、そっくりそのままを後生大事に維持し保持することだけではなく、新しい感性で切り開いていくことがたくさんあることを「銀座の蛇」つくりから教えられた。

 ここまで、具体的に目に見ることもでき、触れることができるところまで、やり抜いてくださった思いの深さに感謝している。

 もう一度このブログ上でも拍手をお贈りしたい。
 いや、いい一日だった。
 もう一度、ありがとうございます。
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3 コメント

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すっごい!! (tomoko-msbc)
2006-04-22 22:05:22
あぁ、本当にあの「銀座の蛇」でした…。それも完成体を見せていただけて…感動です。しっかり教えていただいて帰ってきたつもりだったのですが、やり始めると情けないことにはや疑問が。見るとやるのでは大違いですね。昔を懐かしんでしばらくは折り紙と戯れたいと思います。kigibowさん、本当にありがとうございました、そしてお疲れ様でした!!
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ありがとうございました (kigibow)
2006-04-23 16:21:54
羽鳥先生、土曜クラスのみなさま。

昨日はありがとうございました。

先生をはじめみなさんに喜んでいただけたことで何より私が幸せな気持ち!になってしまいました。

今回の蛇の作業はずっとものづくりをしてきたわたしにとってまた新たな意識の扉を開くことにもなりました。

世界と形態の関係、形態と動きの関係、動きと生の関係、生と生活の関係まで緩やかに網羅する野口体操はほんとにすごいです。

ますます好きになりました!

今回の蛇作りを振り返ってみるとまるで「蛇奉納」!

無事奉納できてよかったです(笑)



また昨日のお稽古で私としてはカメラの蛇腹の動きの美しさがとても新鮮でした。あんなふうに「胸まわし」ができるようになりたいなぁー。

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レッスンレポート (愉快。)
2006-04-24 04:08:18
土曜日のレッスンは自分にとっても収穫大でした。

演技レッスンの発声指導の際・身体には上半身と下半身の他に中半身もあるのでは・と思っていました。(多分・先生の言われる胸丹田と腰丹田にあたると思うのですが、みぞおちと丹田{ヨガのチャクラで言うとアナハタチャクラとマニプーラチャクラ}を中半身と仮定して意識させ発声させると劇的に声が変わります。)

中半身という考えは先日、すでにウォーキングレッスンのデューク更家さんが提唱されていると知り・ちょっとガッカリ、大いに自信・という感じなのですが、それはさて置き・。

先週来てました海外からの日本人留学生(笑)の方が言ってらした「上体のぶら下げの時、背骨が途中でつながってない感じがする・。」と言うのを自分も感じてまして・。

今日の蛇腹のイメージと胸丹田の位置と腰丹田の位置を逆転させる(先週の銀のベルトの先端を腰丹田、バックルを胸丹田とイメージして先端の腰丹田は動かさずバックルは手を離して落とすイメージ)イメージを足してやると あくまで自分個人レベルの話しですが、なんとなくつながった気がしたのです。

というワケで自分としては「銀座の蛇より、

銀の蛇だなあ~。」という感じでした(笑)。



お休みの期間がブランクでなく充電になる様に自分なりに「蛇腹ぶら下げ物語」をやっておこうと思います(笑)。
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