朝、5時30分頃、何とはなしに家の裏側の様子を見にいった。
北側である。
隣家にとっては南側にあるの庭の樹木が、伸び放題になっていて、切ってもらうために、お願いに行くことがしばしばある。
からたちや棕櫚、、名前のわからない木等々、蔵の樋や北側窓のガラスのひさしに枝がかぶさって、迷惑している。
雑草を抜いていると、上からガサガサっと音が聞こえた。
人の気配である。
塀越しに音のする隣家の二階を見上げると、ベランダに置いてある草花に、中年後期の男性がが水をかけていた。お祖母さんが亡くなって、ひとり住まいなのだ。
その時、私の視線を相手も感じ取ったようだった。
瞬間、目をそらして相手から見えない位置に、1、2歩からだをずらした。
しかし、すぐにも気が変わった。
「このときだ!」
思いなおして、元の位置まで戻って声をかけた。
「おはようございます」
「エッ?」
怪訝な表情を見せた。
すかさず、もう一度
「おはようございます」
「オハヨウゴザイマス」
なにやらぼそぼそとした声で答えてくれた。
「あの~、葉が茂ってますから、枝をおろしてください。お願い……」
「わかりました」
ほんの少しだけ笑みを浮かべて、今度ははっきりした声で答えてくれた。
あんな表情は初めてだった。
いやはや、玄関のチャイムを鳴らしてたずねるときは、相手も居丈高になって
「今、忙しいので、しばらくしたらやります」
答えるだけだったのに。
早朝、偶然に出会って挨拶をしてお願いした、このタイミングはベターだった。
今日の学習。
《挨拶は、最良の緩和剤》
会話のきっかけを掴むには、まずは心の扉をノックすること。
何事もそれからだ。
北側である。
隣家にとっては南側にあるの庭の樹木が、伸び放題になっていて、切ってもらうために、お願いに行くことがしばしばある。
からたちや棕櫚、、名前のわからない木等々、蔵の樋や北側窓のガラスのひさしに枝がかぶさって、迷惑している。
雑草を抜いていると、上からガサガサっと音が聞こえた。
人の気配である。
塀越しに音のする隣家の二階を見上げると、ベランダに置いてある草花に、中年後期の男性がが水をかけていた。お祖母さんが亡くなって、ひとり住まいなのだ。
その時、私の視線を相手も感じ取ったようだった。
瞬間、目をそらして相手から見えない位置に、1、2歩からだをずらした。
しかし、すぐにも気が変わった。
「このときだ!」
思いなおして、元の位置まで戻って声をかけた。
「おはようございます」
「エッ?」
怪訝な表情を見せた。
すかさず、もう一度
「おはようございます」
「オハヨウゴザイマス」
なにやらぼそぼそとした声で答えてくれた。
「あの~、葉が茂ってますから、枝をおろしてください。お願い……」
「わかりました」
ほんの少しだけ笑みを浮かべて、今度ははっきりした声で答えてくれた。
あんな表情は初めてだった。
いやはや、玄関のチャイムを鳴らしてたずねるときは、相手も居丈高になって
「今、忙しいので、しばらくしたらやります」
答えるだけだったのに。
早朝、偶然に出会って挨拶をしてお願いした、このタイミングはベターだった。
今日の学習。
《挨拶は、最良の緩和剤》
会話のきっかけを掴むには、まずは心の扉をノックすること。
何事もそれからだ。
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