満中陰忌 納骨供養の日が近づいた。
少し早いのだけれど、家中の掃除をした。
玄関から木戸までを、最後に掃き清めて、母を送る準備をした。
最後に花を飾った。
今年は、母が父と共に路地に植えた木瓜が、たくさん花芽をつけている。
開いてはいないが、枝ぶりが良かったので、猫の花瓶に活けてみた。
玄関で母を見送ってくれるはず。
もう一つ
季節の花を木瓜の右に飾った。
いただいた奈良の名香「古都の薫」。
これは納骨の時、参列される方々 銘々に、墓前に供えていただくためにお寺に持参するつもり。
包を開けなくてもほのかに香る。
静かな夕べ。
これで家を出ると、二度と帰ってこない。
そう思うと込み上げるものがるある。
ほんとうに寂しくなります。
お母さん
どこに行くのだろう