駅に隣接する東急スーパーが「セルフ精算レジ」を導入した。
今まで通りのレジを一箇所だけ残して、ほかはすべて変わってしまった。
商品のスキャンは店員さんがした後に、設置されている機械で支払いをする。
今のところ一人の店員さんがそばに立っていて、使い方の指導をしている。
自分も含めて、誰もがマゴマゴしている。
見ると混雑する時間帯のレジには、長ーい列ができている。
それでもちっとも早くない状態は、しばらくすれば解消するのだろう、きっと。
混乱の要因は、大きな文字表示なのに、画面から意味を読みとるのに時間がかかっている。
読んでから、どこに何を入れるのかを判断し、速やかに行動することができないお年寄りがまごつく。
私もその一人なんだけれど。
次なる話。
昨日のこと「ガス設備 定期保安点検」の検査員が来宅。
一通り点検を終えてから、消火器の期限が数年前に切れていることを指摘する。
新しいものを届けにきた時に、古い消火器は引き取ってくれるという。
「・・・お支払いはその時、現・・・・」
「いえ、振り込んでいただきます」
現金と言い終わる前に、言葉を遮られてしまった。
彼女いわく
「クレジットに移行していただきたいのです」
「キャッシュレス化ですね」
「はい!」
現金払いから、クレジット払いへの移行を、積極的にすすめているらしい。
宅配日を約束した。そのまま女性検査員と雑談。
「大手はいいかも・・・でも、個人商店はこれからどうなっていくんでしょうね」
かろうじて残っている店は一掃されて、大手やチェーン店に変わっていくことになりそうだ、などと・・・・。
確かに、交通機関利用は、キャッシュレスになって久しい。
久しいどころか、いつから変わったかも忘れてしまうほど以前のことだ。
今更、現金で切符を買う方法には、戻ることはできない。
ということは、日々の買い物も、個人商店には足を向けなくなる日も近いのだろうか。
何れにしても、来年の消費税アップを機に、キャッシュレス社会に有無を言わさず誘導されて、こまごましたものまでカード払いに慣れてしまうのか?!
ふりむけば・・・でなくて、目の前にキャッシュレスが迫っているー。
乾物屋さんが町から消えたのは早かった!
豆腐屋さんは、すでに一軒もなくなった!
調理の仕方を教えてくれる魚屋さん、おしゃべりが楽しい八百屋さんも、時間の問題!
あーぁ、昭和は遠くなりにけり。