例年、8月から9月にかけて、明治大学シェイクスピアプロジェクトのキャストの皆さんに、野口体操を指導している。
今年も、全8回のうち4回目が昨日終わった。
1年生から4年生まで、毎年オーディションに合格してキャストに選ばれ、4年間あるいは3年間継続してプロジェクトに参加する学生も多い。
11月には、公演が5ステージある。
およそ3ヶ月の練習期間、苦楽をともにすることで生まれる連帯感は、大学を卒業してからも継続する学生も多いようだ。
プロの道を目指して、劇団の研究生になったり、新国立の研究所に入る学生も出てきている。
舞台を作り上げる全てを学生が行っている。
最近では、参加している学生は、ある授業をとると単位ももらえるようになった。
この経験は演劇を生業としなくても、実社会でしっかり生かすことができる。
昨日は、レッスンの前に自主的に行っているエアロビダンスを、野口体操の最後にもう一度やってもらった。
音楽に合わせてガンガン踊り通す? 訓練する? というか、動きの質を味わいながら、というものではないが、とにかく楽しい。
ほぼ孫ほど歳が離れている学生の熱気に、接するのは何よりの栄養剤のような気がして再度見せてもらった。
野口体操のあり方との比較ができて参考になるのである。
「もの・ことば・うごき」
これまでいちばん受けたのは、佐治嘉隆さんが作った「タコ」である。
真っ赤な木製の玉に口と目が付いていて8本の足は伸びきった細いバネで、動きが止まることがない。
上下動すると、さらにピロピロピロピロ、果てし無く動き続ける。
床に下ろすと、8本の足を開いてピタッと止まる。
その瞬間に寂しげな風情が生まれるのを、繰り返して喜んでいる。
喜ぶというより、擬人的に捉えて、人生の儚さを読み取っているのだった。
「タコ足運動」に興じて、エアロビとは異なる楽しさを見つけてくれたようだ。
出し物は「ヴェニスの商人」
今年もパンフレット用のコメントを依頼されて、一昨日、提出したところだ。
夏休みも残り少なくなって、授業との折り合いをつけながら、最後の最後まで稽古に打ち込む学生をかげながら応援している。
今年も、全8回のうち4回目が昨日終わった。
1年生から4年生まで、毎年オーディションに合格してキャストに選ばれ、4年間あるいは3年間継続してプロジェクトに参加する学生も多い。
11月には、公演が5ステージある。
およそ3ヶ月の練習期間、苦楽をともにすることで生まれる連帯感は、大学を卒業してからも継続する学生も多いようだ。
プロの道を目指して、劇団の研究生になったり、新国立の研究所に入る学生も出てきている。
舞台を作り上げる全てを学生が行っている。
最近では、参加している学生は、ある授業をとると単位ももらえるようになった。
この経験は演劇を生業としなくても、実社会でしっかり生かすことができる。
昨日は、レッスンの前に自主的に行っているエアロビダンスを、野口体操の最後にもう一度やってもらった。
音楽に合わせてガンガン踊り通す? 訓練する? というか、動きの質を味わいながら、というものではないが、とにかく楽しい。
ほぼ孫ほど歳が離れている学生の熱気に、接するのは何よりの栄養剤のような気がして再度見せてもらった。
野口体操のあり方との比較ができて参考になるのである。
「もの・ことば・うごき」
これまでいちばん受けたのは、佐治嘉隆さんが作った「タコ」である。
真っ赤な木製の玉に口と目が付いていて8本の足は伸びきった細いバネで、動きが止まることがない。
上下動すると、さらにピロピロピロピロ、果てし無く動き続ける。
床に下ろすと、8本の足を開いてピタッと止まる。
その瞬間に寂しげな風情が生まれるのを、繰り返して喜んでいる。
喜ぶというより、擬人的に捉えて、人生の儚さを読み取っているのだった。
「タコ足運動」に興じて、エアロビとは異なる楽しさを見つけてくれたようだ。
出し物は「ヴェニスの商人」
今年もパンフレット用のコメントを依頼されて、一昨日、提出したところだ。
夏休みも残り少なくなって、授業との折り合いをつけながら、最後の最後まで稽古に打ち込む学生をかげながら応援している。