羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口体操巡礼の旅 ー 裏話「不思議なデジタル記録」

2017年04月06日 11時45分14秒 | Weblog
 3月中旬過ぎに、ふと、思いたった。
「そうだ、動画記録を残しておきたいッ!」

 実は、野口先生の記録を残そうと「野口三千三授業記録の会」をはじめたのは亡くなる10年前の1988年秋のことだった。
 ビデオを中心として、授業や公開講座、ミネラルフェア会場での行事など、たくさんの記録が残っている。
 今回の4月1日に行った「野口体操の会」発足に伴う行事を前に、そのころの記録への思いが沸々と湧いてきたのである。

 すぐに、ある二人の顔が浮かんた。
 ピーターと國廣さんである。
 お二人とも背が高い。
 だいたい似たような背丈である。
 おねがいすると、即座に快諾をいただいた。
 ピーターには私のiPhoneで、國廣さんはご自分のビデオカメラで、記録をのこしてくれた。

 無事に会も終わって、國廣さんにあずけてあったSDカードを、Mac book Airに接続してみた。
「アプリがみつかりません」と表示され、再生ができなかった。
 出来ることを試みた。しかし、どうやってもうまくいかない。

 さて、日曜日の朝日カルチャーのレッスンが終わったので、翌日の月曜日から、時間が空くと事後整理をし、昨日は散らかっていた部屋の掃除などして身辺の整理が終わった。

 そして、今朝のこと。
 もしかするとiMacでは見られるかもしれない、と再生してみた。
「おー、見れるではありませんか」
 ところが時々、とまっては動き、とまっては動きするのである。
 これは私のPCのバージョンが古すぎることに起因するのだろう。
 というところで落ち着いた。
 今度の土曜日に、佐治さんに渡して、様子を見てもらうことにすることを心のなかで決めてしまった。

 驚いたことは次のことである。
 何もしないのに、Dropboxx に記録があげられているではありませんか。
 それを一つずつコピーしておいた。
 しかし、しかし、なぜ?
「どうして、そんなことができるのか」
 摩訶不思議である。
 狐につままれている。
 何がこっているのだろう???????

 思い返せば、再生する時には、何もしないのに「Quick Time」が作動していた。
 抜き取る時にゴミ箱に入れる前に、表示があった。
 そのままOKを出して、PCからSDカードを離した。
 ただそれだけで、有料で契約しているDropboxに記録が残っていく機能は、いったい何? 

 今回は奮発して『SanDisk のExtreme ProSDHC UHS-Ⅱ カート32GB』の SDカードを用意した。
 iPhoneとiPadでつかえるUSBメモリーがここの製品であったことから、サンディスク株式会社を知っていたことから、この製品にたどり着いた。
 ちなみに、この製品は、データ復旧ソフト一年間利用可能 4K FULL HD VIDEO 超高速転送 である。
 
 なんというか、この世界は、まるでブラックボックスである。
 よくわからん!
 いまだに狐につままれた心境である。

 でも、まぁっ、綺麗な映像が残っているのだから、いいとしょ。
 わからないまま、座布団の下に敷いておこう。この言い回しは便利だが、養老孟司先生の口癖をお借りしたわけ。
 
 ということで、最初の発想は、具体的な当てはないけれど、近い将来に映像作品を創るときに、カット的に使いたいと思ったことだった。
 そのことを伝えると、ピーターと國廣さんが共感し、協力してくれた。
 スゴイ助っ人が、ここにもいてくれた。
 ありがたや! ありがたや!

 私には到底ついていけない、“デジタル不可思議世界”の一席でした。

 追伸:午後になって再び再生してみたところ、今度は止まることなく見られました。
    先ほどのは、Dropboxにインストール中に見ていた可能性があります、ということに気づきました。
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なんでー、朝から……「ひよっこ」

2017年04月06日 08時20分16秒 | Weblog
 私って、やっぱ、人情に弱い、かな?

 今週の月曜日からはじまった朝ドラ「ひよっこ」。
 見る気はなかったが、映画のような映像にひかれた。
 桑田佳祐の歌がいい。
 以外でもないのか、増田明美がいい声。
 なんとなく惹かれて、昨日あたりから見始めてしまった。

 それがー、今朝は、涙がこぼれた。
 なんでだろう。
 東京の洋食屋の調理場のシーン、威勢のよい立ち居振る舞いからハッシュドビーフの匂いが漂う。
「おいしそう」
 立ち上る湯気にしっかりやられた!
 会話がいい。
 映像がいい。
 田舎の風景もいい。
 秋桜花が風にゆれ、懐かしいバスが走る。
 子供たちの表情。

 すっかり五感が開かれた。

 そうだ、幼友達のお母さんが、茨城から東京にお嫁にきた人だった。
「ちゃん立(お父ちゃん)農家大学出身だから……」
 気張って、笑い飛ばして、舅・姑・夫につかえて柱の陰で泣いていた、そんな姿を思い出した。
 茨城なまりが思い出された。

 最後のシーンは「土」。
 野口先生の子供の頃の手は、やっぱ土で汚れていた。
 そう思うと涙が止まらなかった。
 群馬の土の匂いを嗅いでみたい、と思った!

 なんだかなー、これから朝ドラに泣かされそうな気がする。

(実は、朝、見終わってすぐに書いていました。ところがメンテナンスでアップできませんでしたので)
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