羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

見過ごすにはあまりにも惜しい存在

2016年03月04日 09時34分18秒 | Weblog
 NHK「探検ガクモン」『養老孟司の虫御殿』再放送を半分みた。
 なんだか面白くて、今、オンデマンドで全編を見終わった。30分弱の短い番組だ。
 養老先生にからむ爆笑問題のお二人。
 三名の軽妙な語り口がすごくいい!

 それに加えて、箱根の虫館にカメラがはいって、これまた興味深い。
 さすがさすが、であった。

 番組は進行し、終盤戦にさしかかって語られる言葉。
 虫は思い込みを裏切ってくれるらしい、とか、出来上がった概念を壊してくれる。それが快感なんだそうだ。
 普通は考えを組み替えることをやってはいけない、と思っている、とおっしゃる。
 そのまえにいけないどころか考えもしない。
 なるほど。
『世界は違いでできている』
 どこかで聞いたことがあるような言葉がに語られる。

 そして特筆すべきは、解剖学者としての養老が黒板の前に立っている写真は、野口三千三と対談『野口体操を解剖する』を行った1991年のものがちらっと映っていたことだ。なんでこんなことが嬉しいのかわからない。この写真は、私がお送りした一枚であるからか?な~。
 
 最後に《見過ごすにはあまりにも惜しい存在》
 なるほど。
 面白かった。

 羽鳥の独白『体育や体操、いや、生きているうちに何となく抱いていた”からだへの思い込み”を、野口体操に出会って組み替えちゃった! 私にとって「見過ごすにはあまりにも惜しい存在」は、敗戦後の野口が到達した野口体操だった」まさに覚醒!』
 笑いながら見ていたのに、見終わってみると、ジーンと胸に迫るものがあった。
 
コメント
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