羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口三千三誕生月に因んで

2014年11月22日 11時42分57秒 | Weblog
 以前にもこのブログに書いたが、野口三千三誕生月に因んで、朝日カルチャーセンター「野口体操講座」では、ゆかりのもの・記録等々をテーマにすすめている。
 かなりディープな内容で、一般には出しにくい内容でもある。
 
 11月1日は、NIKKA WHISKY IMAGE SONG byKATHLEEN BATTLE Ombra Mai Fuのテープを聴いていただいた。クラシックを専攻しているものにとっては、ヘンデルのラルゴという方が馴染みが深い。レシタティーボのあとに歌われるアリア部分だけを抜き出しているのが「なつかしい木陰」である。
 
 11月8日は、今年の春に行った「石の会」の時には、まだお見せ出来なかった「蛍光石」をご開帳とあいなった。長さ35センチくらい、幅20センチ、高さ15センチほどの箱に、ビッシリ詰められたさまざまな蛍光石。現在国立科学博物館で開催されている「ヒカリ展」との関連からも、野口の先見の明をお伝えできた。実は、「ヒカリ展」でも見られないほど多様性があるのだ。これは収集癖とはことなる。

 11月15日は、木下順二作『沖縄』三幕五場 山本安英の会 1968年(昭和43年11月2・4・5日岩波ホールで上演されたときの台本+野口手書きの原稿メモ(『原初生命体としての人間』第五章ーことばと動きーの元になった)から、多くの問題を浮かび上がらせた。詳細は何かに書き残したいと思っている。

 11月22日は、本日は1990年1月20日、朝日カルチャーセンターでの授業記録テープを聴いていただくことにした。野口75歳2ヶ月の時である。『アーカイブス 野口体操』春秋社で出版した記録の丁度1年前のテープである。

野口三千三誕生月記念配布資料の内訳 2014・11・22 朝日カルチャーセンター「野口体操講座」
1、 朝日カルチャーセンター「講座案内」1990年4月『多様な価値観の究極である“個の自由の世界”を求める営みが体操なのです。』野口への取材記事。テーマは21世紀への提言。コピー
2、 平成二年一月二〇日(土)朝日カルチャーセンター教室板書(羽鳥記録)
3、 佐治嘉隆音声録音記録(約1時間)講義+実技(「上体のぶらさげ」「腕まわし」「尻たたき」)教室できいていただきます。

 昨年8月からはじめた生誕百年モリアルのなかでも、11月は野口の人柄と野口体操の核心に触れるレッスンになりそうだ。
 
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