先日、打ち合わせのために総務省第二庁舎をたずねた。
廊下という廊下は真っ暗で、室内もこれまでの半分以下に落とされている状態。蛍光灯がはずされていて察しがつくわけだ。
「どの省庁よりも率先して節電し、手本を示さないといけないものですから」
打ち合わせも薄暗い中で行われた。
極端な言い方をすれば、新宿駅周辺の節電とは比べ物にならないくらい、電力消費を抑えていることがわかる。
会場を見せたもらって、大枠の話を終えて建物から出る前に、トイレに立ち寄った。
「さすがにここだけは、比較の問題だけど、煌煌と電気がついているわね」
「?」
「男子トイレはどうなっているのかしら?????」
同行してくれた朝日カルチャーセンターを定年退職された二階さんとコトバを交わした。
入局する時に非常に厳しいチェックをうけたところを二カ所通り抜ける。
「外の方が、涼しいわね」
思わず顔を見合わせた。
夏の暑さが遠のいている8月上旬である。
いずれにしても知りうる範囲の東京だが、相当に節電意識は高い。高いだけでなく実行されている。
その上、7月中旬以降から、台風の動きの影響で涼しい日が続いている。
我が家でも窓という窓を開け放つと、団扇で十分たりて、新しく用意した扇風機すら使わない日もある。
さて、さて、これからお盆あけを心配するニュースが流れている。
気温次第だが、その気になって多くの人が節電を実行するだろう。
それにしても超クールビズの服装がどのようなものなのか、拝見してきた。相当にラフで、楽そうだった。とはいえ職種にもよるし、その日の仕事内容にもよるってことでしょう。
初めて足を踏み入れた官庁の様子でした。