電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ある朝、山響のバスを見かける

2013年05月18日 06時04分30秒 | 散歩外出ドライブ
過日の朝、山形市内の某所で、「山形交響楽団」と名前の入ったバスが停まっているのを見かけました。朝方の通勤ラッシュ前の時間帯にもかかわらず、赤いヴァイオリン・ケースを肩にした女性が歩いてきます。もしかしたら山響の団員さんでしょうか。楽旅にしてはスーツケースも持たないようですし、どこか県内のスクールコンサートかな、と拝見しました。

幸いに、お天気はまずまずのようです。某日のような豪雨の中では、繊細なピアニシモは屋根を打つ雨音に消されてしまうことでしょう。「田園」交響曲や「四季」の「夏」など嵐の場面でタイミング良く雷の音が入ってくれたら効果的でしょうが、音楽と自然音とをシンクロさせるのは、いかにプロといえども至難のワザでしょうから、やっぱり好天にこしたことはありません。

五月の爽やかな風の中で、子供たちの真剣な表情を励みにオーケストラが演奏を聴かせる。山響発足の昭和47年以前には考えられなかったことかも。今の子どもたちは幸せです。良い演奏会になるように祈りました。

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