少し前に購入していた文春文庫で、吉村昭著『夜明けの雷鳴~医師 高松凌雲』を読みました。USBメモリーで持ち歩いている、1989年頃からのテキスト備忘録を、「夜明けの雷鳴」で検索すると、
とあります。ちょうど6年ぶりの再読です。当時は、たしか図書館で単行本を借りて読んだはずです。
全体は三つに分けられます。はじめは、生い立ちからフランスでの医学修行です。次が明治維新により急ぎ帰国し、徳川幕府に義理立てして箱館戦争に従軍しますが、フランスでの経験から、箱館病院で敵味方の区別なく治療にあたります。そして最後が、箱館戦争終結後、東京で医師として活動し、同愛社を育てる経緯です。波乱に満ちた、しかし重厚な物語は、じゅうぶんに読み応えがあります。
2002/08/15 『夜明けの雷鳴』読了 吉村昭著(文芸春秋社)『夜明けの雷鳴』を読了した。徳川慶喜の弟でパリ万国博覧会に参加した徳川昭武に随行した幕末の外科医、高松凌雲を描く。幕臣として榎本武揚に従い函館戦争に従軍、敵味方の区別なく負傷者の治療に当たる。明治初期の東京に、貧民を救うために同愛社を設立、ヨーロッパの赤十字思想を日本にもたらした貢献者の一人。
とあります。ちょうど6年ぶりの再読です。当時は、たしか図書館で単行本を借りて読んだはずです。
全体は三つに分けられます。はじめは、生い立ちからフランスでの医学修行です。次が明治維新により急ぎ帰国し、徳川幕府に義理立てして箱館戦争に従軍しますが、フランスでの経験から、箱館病院で敵味方の区別なく治療にあたります。そして最後が、箱館戦争終結後、東京で医師として活動し、同愛社を育てる経緯です。波乱に満ちた、しかし重厚な物語は、じゅうぶんに読み応えがあります。
函館に住む64歳の年金生活者です。
私もこの本を読みました。
五稜郭内にあった博物館分館には、高松家から寄贈された外科医療器具と慶喜から頂戴した額などが展示されていました。
榎本が早期に降参したのは、高松の大きな努力があったようです。 ミカエル
当方、山形在住の音楽好き、読書好きです。年に似合わずコンピュータ・フリークでもあります。よろしければ、今後ともどうぞお立寄りください。
山形はなんといっても酒田市が魅力。
10年ほど前、車で訪れました。
山居倉庫の写真が全て失敗。残念でした。
泊まったのは酒田市郊外の年金保養施設?
農地の中にあり、近くには市立の茶室などもありました。
帰りは日本海沿いに北上し、秋田から盛岡へ出ました。
二度目に訪れたのは昨年の秋で団体旅行。
「松島・中尊寺・蔵王温泉の旅」で、お釜、山寺、風雅の里をまわりました。
泊まったのは蔵王プラザホテルで、お釜の神秘的な色に驚きました。
さらに驚きのおまけが。
東北を襲った大雨で日程が一日延期、盛岡の山中のホテルに臨時宿泊、大慌てになった旅でした。
ミカエル