電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

紙の魅力

2008年08月15日 07時29分55秒 | 手帳文具書斎
文具フリーペーパーBUN2の8月号は、夏休みらしく紙工作の特集でした。ただし、当方は紙工作よりも、紙そのものに、より興味があります。

一口に紙といっても、色々な種類があります。小学生の頃におなじみの更紙、水彩画やクレヨン画に用いた画用紙、自由研究をまとめるのに苦労した模造紙、ビジネス文書を入れる封筒用のクラフト紙、顕微鏡で観察しスケッチを描いたケント紙など。当方が利用するうちで、もっとも頻度の高いものは、プリンター用の用紙だろうと思いますが、レーザープリンターにはトナーの定着の良いコピー用紙が適しているし、インクジェット方式のものには、コピー用紙のように表面にデンプン処理(*1)をしていない、素の上質紙のほうがむしろきれい(*2)です。当方は、レーザープリンター用の再生コピー用紙と、インクジェットプリンター用の55キロの上質紙の二種類を、通常用途として常備するようにしております。そのほかには、カラー写真を含む印刷用途に、マットタイプのスーパーファイングレードのインクジェットプリンター用紙を少々。

これらの紙は、プリンター印刷だけでなく、手書きでも使います。ボールペンならばコピー用紙でも大丈夫ですが、万年筆にはやっぱりノートの用紙が適しています。特に、帳簿類の紙質の良さは抜群です。コクヨでは帳簿紙を使ったノートを出しているそうですが、かつて文具店で見たことがありません。「幻のハイクオリティ・ノート」でしょうか。一度入手して使ってみたいものです。

学生時代に、顕微鏡スケッチを描いたケント紙で魅力を知った、多彩な紙の世界。けっこう楽しいものです。

(*):コピー用紙にヨウ素液をかけると、青紫色に発色します。コピー用紙は、トナーの定着のために、表面をデンプン処理している模様。
(*2):昔の感熱紙にインクジェットプリンタで印刷すると、驚くほどきれいです。取り扱いには注意が必要ですが、ダイレクト製版の版下にできるほどで、びっくりしました。たぶん、表面の平滑度が高く、かつインクがにじみにくいためでしょうか。

写真は、BUN2と愛用しているシステム手帳のリフィルです。
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