電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

手帳・ノートと筆記具

2008年08月22日 06時52分02秒 | 手帳文具書斎
学生時代は、ノートに鉛筆か万年筆というスタイルが主流でした。鉛筆といっても、芯を削る必要がないように、シャープペンシルが普及し、0.9mmから0.5mmへと移行していきました。細く小さい字でびっしりと書き込まれた同級生のノートに感嘆したものです。

私はといえば、高校生の頃、世界史の授業がクラシックな口述筆記スタイルで、スピードの追求のために万年筆を愛用するようになりました。大学時代も同じスタイルが中心で、大学生協の学生版能率手帳に Pilot の Elite というショートサイズの万年筆を愛用しました。

ところが、万年筆を胸ポケットにさすというのは、何かとトラブルの元です。体温であたためられ、インクが漏れやすいのです。書き始める前に、ティッシュペーパーで汚れを拭き取ってからでないと使えない、といった具合です。

当時、ボールペンの高級品が出回るようになり、社会人になってからは手帳用途にはインク切れの少ない太字のボールペンを愛用するようになりました。万年筆はやはり書斎のもので、携帯用途にはボールペンと割り切ったものです。

こうなると、用紙の紙質はあまり問題になりません。万年筆であれば、フールス紙などが使いやすいのですが、ボールペンで使うならば、ふつうの上質紙でも大丈夫です。システム手帳の手作りリフィルなどの流行も、ボールペン利用が前提になっていたようです。
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