気ままな思いを

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綴る雑日記です 

文字と眼差(まなざ)し

2017-05-16 | 言葉の意味は


「人」の字の成り立ちは、ふたりの人が互いに支え合う様子という
見方も広く知られているが、辞典を引くと、人が横向きに立つ姿と
だけ記されている。

漢字の由来は三千数百年前につくられた甲骨(こうこつ)文字だと
されてきたが、現在では、それ以前に基盤となった原始的な文字の
存在も推測されている。
甲骨文字が用いられていた殷代(いんだい)、人々はすでに集団で
暮らしており、支え合う場面も多かったはずだ。
甲骨文字に至る未熟な文字の時代を経た「人」の字が、人間のどんな
特性を指そうとしたのかは想像を巡らせる」しかない。

「誰か」が文字で人を表そうとした時、人がひとりで立っている姿を選んだ。
今を生きる私たちがその見立てをどう解するのかと、「人」と書く度に
問いかけられて気がしてならない。
        華雪(かせつ)=書家・文にて

***  JAFMateより抜粋にて ***

文字の成り立ちを考えて、使ったり書いたりはしていませんでしたが、
文字そのものに、その意味合いが深く感じられることは確かです。

私の辞書=三省堂国語辞典には
「人」=生物の中でいちばん進化発達した動物。

立って歩き手を自由にはたらかせ、ことばを持ち、
知能が発達している。
と出ていました。
「人」という文字は、支えあって立っている文字ですね!!。