気ままな思いを

何気ない日々のこと 感想 思いなどを
綴る雑日記です 

「真夜中の独りごと」=瀬戸内 寂聴著を読んで

2006-09-21 | 読書


           寂聴さんの本は、何冊か読んでいます。         
          この本は、メモ日記の内容である。
          日記は続かなかった寂聴さんが、メモ的な簡単なメモ日記なら続け
          られると、死ぬまで続けようと、思い始めているのです。

           作家の日記というものは、一葉をはじめ、必ずいつか人の目に
          触れるのを、期待して書いているので、正直ではない。
           私は、人の伝記をいくつか書いた経験からいえば、本人の日記
          ほど、嘘の多い、あてにならぬものはないということであった。
          と述べている。

           加藤 タキさんとの対談
                  お母さんは、加藤 シヅエさんである。

               シヅエさんが、病院ではじめて初孫を見たとき、
                       最初に発した言葉は、
           「この子は、早く人生の苦しみを、味わえばいいね」だった。
           タキさんが驚いて、それはあんまりだというと
           「そうではない。人は年をとって不幸にあうと、それに打ち勝つ
           力はない。苦しみや不幸は若いうちに、味わった方がそれを
           克服することが出来、立ち直れる力が湧くのです」
           と言ったそうだ。

                         *** 文中より ***

            人生経験上からの、言葉ではなかったでしょうか。


           加藤 シヅエさん
              女性解放運動のパイオニアです。
              戦後は、日本初の女性国会議員として、女性問題を
              始め、外交や環境保護の問題に、とりくんできた。
              104才で永眠。



           私も、メモ日記は、書き続けています。
          電話があったとか、何処かへ行ったとか、その日の主だった
          ことを、書き記しています。
          これが、後になって、確認するときに、役に立つことがあります。
          確実な、メモ・日記だからです。


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            ウオーキング~お休みしました。