行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2010年1月11日(月)の日記

2010年01月11日 | 日記

金曜日ぐらいの予報だと今日まで晴れということだったが、昨日の夕方の天気予報を見ると予想より早く天気が崩れ、今日の関東はどんより曇りということだった。連休3日目は久しぶりに折りたたみ自転車でポタリングに行こうかと思っていたが、どんよりとした曇りでは楽しくないので中止し、それで夜は飲みに行った。

夜が明けると予報どおり、どんよりと曇り。でも雨は降っていないので朝飯は外へ食べに行く。南行徳駅前のマクドナルドメガマフィンセット

マクドナルドや他のハンバーガーチェーンの商品に、メガとか何とか大きいサイズのものが登場していても、自分の年齢を考えてあまりボリュームのあるものは食べようとは思わなかった。ところが、今日は一度ぐらいはそういうのも食べてみようという気になった。

このメガマフィン、包みを解いても斜め上から見るとそれほど大きいという感じはしなかった。ポスターなどだと横から写して大きく見えるようにしているのだろう。だけど食べようとすると、かぶりつくにはやはり大きいと感じた。

 

さて、午前中は正月に録画した映画の残り1本を見る。「竹取物語」(東宝1987年)。今回の日本映画専門チャンネルでの放映は、変身人間特集や特撮映画特集ではなく三船敏郎特集としてのもの。

23年前の作品で、そのころは、自分はもう社会人になっていた。東宝とフジテレビの共同制作で、フジテレビで大々的に宣伝していた。その宣伝など見ると、どうも1970年代にヒットしたアメリカ映画の「未知との遭遇」をパクッてきて、日本の昔話+特撮映画と組み合わせただけの安直な企画としか思えなかった。だから劇場公開時には見ずに、数年後にテレビ放映でどんな映画だったのか見ておこうと思って見たのだった。

監督に市川崑という巨匠と呼ばれた監督を起用して、表面はきれいに仕上げているけど、企画それ自体の安直感を覆すほどではない。テレビ放映で見たときも、今回の放映を見てもそう感じたし、ストーリーは退屈だった。

「未知との遭遇」という映画を、部分的に取り上げられたものではなく、最初から最後まできちんと見たのはほんのひと月半ぐらい前だった。今回、「竹取物語」を20年ぶりぐらいに見たが、月から来た宇宙船は、

やっぱり「未知との遭遇」みたいな船だった。

この映画を今回、録画して見たのは宇宙船が「未知との遭遇」みたいなのをもう一度、確かめたいというのもあったが、それだけではない。退屈な内容だったが、前に見たとき抱腹絶倒したところがあったからだ。

それは帝(みかど)役の石坂浩二に関わる場面。

この帝、かぐや姫が月から来た人間とか、月から迎えの船がやってくるとかいう荒唐無稽な話などあるはずがないと言っていて、ところが実際に宇宙船がやってくると愕然とし、信じられないような話がこの世に実際にあると納得してしまう。その一連の場面がおかしくてたまらなかった。

誰でもそう感じるというわけではないだろう。自分以外にそういう人がいても、おそらく近い年代の人間だろうと思う。子供の頃、強烈な「ウルトラQ」体験がある年代だ。石坂浩二は「ウルトラQ」で、

「これから30分、あなたの目はあなたの身体を離れてこの不思議な時間の中へ入って行くのです。」

という、思わずゾクッとするナレーションでテレビの前の子供たちを不思議な世界へ引き込んでいた人物だからだ。その人物が、不思議なことなど世の中にないと言っていて、いざ実際に目撃するとたちまち前言を翻してしまうのがおかしくて、身をよじらせたくなるほどだったのだ。

前に見たときの石坂浩二は、頭の固い人物というふうに記憶していたが、十数年前のことだから曖昧になっているところがあった。今回、再び見て、記憶と違うことが分かった。必ずしも頭が固くて荒唐無稽な話を信じないのではなく、帝として自分が治める国に異世界(それは月でも海の向こうの国でも同じだろう)の人間が勝手にやって来て入り込んでいたり、さらに連れ戻す船までもが勝手にやって来るような、自分がコントロールできないものが存在することが許せないという、統治者としての強い自負心からのものとして描かれていた。

帝の自負心も月からの船を実際に見て、まったく対抗できないことを知ると、妙に落ち着いた口調で、

「人間はまだまだ知らない途方もないことがあることを知らなければならぬ。」

とのたまうわけで、そういうところは簡単に変節するというより、やはり賢明な人物なのだと解釈しておこう。

実は、前に見たあとでこんなことを考えた。

石坂浩二はこの帝の血を引いていて、ご先祖様がこの世には不思議なことが実際にあると悟ったことが代々伝わって、子孫の石坂浩二が「ウルトラQ」のナレーターになって、不思議の世界へ視聴者をいざなっている...

いや、単なる妄想です(笑)。

 

テレビ画面ばかり見ていても運動不足になるので、昼飯のときに少し歩いてくる。

まず昼飯は行徳駅前のカレーとハンバーグのメイプル

8月に移転オープンしたとき以来。

1,000円セットからチーズハンバーグカレーとドリンクのセット。ドリンクはアイスコーヒーかアイスティーが選べるがアイスティーにする。

旧店舗があったのは、とんきの行徳本店旧店舗も入っていた棟続きの建物だったが、今は取り壊されて駐車場になっていた。

行徳駅前公園を通って野鳥の楽園へ歩く。

野鳥観察舎前に来ると、異様な光景に驚いた。尻と尾を突き出して水中に逆立ちしている鳥の群れ。

脇に野鳥の楽園で見ることができる鳥の説明板があり、それによるとこれはオナガガモ。別に群れでシンクロナイズドスイミングをやっているわけではなく、こういうふうに逆立ちして水中の餌を食べる習性があるということ。

今井橋通りへ出て南行徳のダイエーへ。12月末で閉店した1階のハンバーガーショップ・ウェンディーズの跡は工事の囲いがされていた。

次に入るテナントの案内などは、まだ出ていなかった。

帰ってきてから、昨日、録画しておいた大河ドラマ「龍馬伝」の2回目を見る。今のところはまだ、退屈せずに見ることができている。

晩飯は南行徳メトロセンターのとんきで、今日のAセット:ひれかつ、ホタテフライ、とりから

骨休めの3連休も今日で終わり。明日からまた仕事だけど、今日月曜が休日だったから4日働けばまた週末で、先週よりは気が楽だ...と思うようにしよう。